特集
イベント概要
2013年10月25日、東京・有明 TFTホールで「Archi Future 2013」が開催された。BIMをはじめとする建築分野向けの最新ITソリューションを展示するとともに、最新ソリューションについて解説する講演やセミナーを多数開催するイベントだ。
レノボ・ジャパンではHaswell世代の最新プロセッサーを搭載した最新機種、ThinkStation E32/E32 SFFを中心にプラチナスポンサーであるグラフィソフト、ダッソーシステムを始め、多くのソリューションベンダーに展示機材を提供した。
ThinkStationに加えて、タッチパネル付きのThinkPad X1 Carbon Touch、さらにWindows8べースでのタッチソリューションとして一体型のThinkCentre All-In-One、国内発表直後のタッチパネル付きポータブル液晶モニターのThinkVision LT1423pなどの最新機材を持ち込んだ。
3Dソフトウェアの実行といった高い負荷がかかる業務での安定さを披露することはもちろん、タッチパネルを利用した新しいソリューションへの対応をアピールした。
ここではレノボ機材を展示に活用いただいたソリューションベンダーのブースを簡単にご紹介する。
レノボ・ジャパンのブースでは静音コンパクトのThinkStation E32 SFFとThinkStation C30を展示し、音の静かさに注目を集めた
C30にはQuadroとTeslaカードを組み合わせたMaximus構成での展示を行った
ブース紹介1
グラフィソフトジャパン株式会社
2013年9月に発表となったばかりのArchiCADの最新版、GRAPHISOFT ArchiCAD 17を展示した。新バージョンではモデルと図面の不整合、作成の難しさ、精度といったこれまでのBIMワークアラウンドの問題の解消を目指している。例えば新しい“優先度ベースの接続”の機能はビルディングマテリアルから自動的に施工レベルの断面、詳細を生成する。ブースではThinkStation E32と30型液晶モニター ThinkVision LT3053p Wideモニターを設置、新しいソフトウェアの体験とともに大型高精細液晶の作業性を体験できた。
ArchiCAD 17の展示を中心としたブース
「優先度ベースの接続」の機能のデモ。建材の接続部分を表示
ダッソー・システムズ株式会社
建築業界向けのソリューションLean Construction Solution Experienceを提供するダッソー・システムズは、製造業でのノウハウを活用し、無駄のない生産管理を建築プロジェクトに適用することを提唱、同時に3D化を進めている。ブースでは3D CADソフトのCATIAをベースに開発されたDigital projectをThinkStation E32で動作させるなどのデモを行った。
ThinkStationシリーズを使い、Digital projectやLean Construction Solution Experienceの展示を行った
3D CADのCATIAがベースのDigital projectの設計画面
株式会社NYKシステムズ

建築設備専用3次元CAD Rebro2013(レブロ)を展示、今後提供予定となる新機能をいち早く紹介した。新機能は主にMicrosoft Excelとの連携とタッチパネル対応。CADウインドウ上を指タッチで拡縮し、タッチで機器のプロパティ表示や詳細な情報を確認することができ、直感的に図面情報を理解することが可能となった。タッチ画面にはWindows 8をインストールしたThinkStation E32に新製品のタッチパネル対応モニターThinkVision LT1423pをUSBで接続して利用した。
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メインの画面でExcelを開き、接続されたThinkVision LT1423pでCADウインドウを開いている
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タッチパネルを装備したThinkVision LT1423pを使えば、タッチで画像を操作できる。
タブレットと異なりワークステーションの強力なグラフィックス能力をそのままま利用するためストレスが全くない -
ThinkPad X1 Carbon Touchも展示。指先でみたいところを直感的に操作できるのは便利だ
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