特集
今こそ始める!ハイブリッドワーク下における DX 推進入門

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コロナ禍によりリモートワークやオンライン会議が急速に普及し、私たちの働き方は大きく変わりました。アフターコロナとなった現在、オフィスワークとリモートワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」を前提として、いかに DX を推進し、生産性を高めていけるかが問われています。
DX と同時に進める「真のハイブリッドワーク」を
ハイブリッドワークといっても、単にビデオ会議サービスを導入するだけでは不十分。同じ仕事のやり方をしていては、全員が出社するより生産性が落ちてしまうためです。
一方、リモート環境の整備を機に業務のデジタル化を進め、従来の業務に潜んでいたムダを解消し、社員一人ひとりがどこにいても最大のパフォーマンスを発揮できる「真のハイブリッドワーク」を実現できれば、生産性は大きく向上し、ビジネスの強化につながります。さらに従業員同士の交流が深まることで社員が持つナレッジやアイデアが結びつきやすくなり、新たな価値創造につながります。
ハイブリッドワーク導入による主なメリットをご紹介します。
生産性向上による競争力強化
ハイブリッドワークへの移行過程で業務やワークフローを見直し、ムダを省くことで、生産性を向上できます。
BCP (事業継続性) 対策
コロナ禍はわずか数か月の間に世界中に広がり、ビジネス環境を一変させました。次のパンデミックや災害に備え、状況に応じて柔軟に対応できる体制を作っておくことは、BCP 対策として有効です。
働きがいがある環境づくり
多くの人がリモートワークを経験した今、柔軟な働き方を希望する人は増えています。ハイブリッドワークによる柔軟な働き方を用意することは、従業員と会社とのエンゲージメントを高め、優秀な人材を確保する上でますます重要になります。
新たな価値の創出
ハイブリッドワークを起点として DX を進めることで、自社のビジネスを新たな視点から見直し、社内に眠るナレッジを活性化。将来に向けた新たな価値の創出につなげることが可能です。
ハイブリッドワーク下における DX 導入のステップ
ハイブリッドワークを起点とした DX は、一足飛びにゴールを目指すのではなく、一つずつ段階を経て、組織に根付かせていくことが重要です。
第 1 段階は「デジタル化」。これまで紙で扱っていたデータをクラウドに保管し、いつでもどこでも引き出せるようにします。第 2 段階は、「効率化」。デジタル化で見えてきた業務のムダを省き、生産性を向上します。第 3、第 4 段階は「共有化」と「熟成化」。個人にひも付いていた知識やノウハウを社内で共有し、それを新たなアイデアの創出につなげるステップです。そして第 5 段階は「創造化」。アイデアを革新的な製品やサービスにつなげ、新たな価値を提供します。
これらのステップを具体的にどのように進めていくのか、ご紹介します。

これらのステップを具体的にどのように進めていくのか、ご紹介します。
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あらゆる情報をいつでもどこでも利用可能にする
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業務のムダを省き、本質的な仕事に集中できる環境を作る
Step 3 ハイブリッドワークを活用したエンゲージメント経営
従業員同士の交流を深め、知識やノウハウを価値創出につなげる