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導入事例

神戸学院大学附属高等学校

情報活用力を最新のIT環境で身に付ける。オールインワンPCで構成されるアクティブ・ラーニングの教育環境とは?

導入について

ThinkCentre TinyとTiny-in-One を組み合わせたオールインワンPCは、エンタープライズのニーズをきちんと満たした、本校にとって理想ともいえる製品です。

学校法人 神戸学院 神戸学院大学附属高等学校
情報システム担当
瓦谷 洋和 氏

社会生活で必須となっている情報活用力を育成するための先進的な情報教育を推進

神戸学院大学附属高等学校は、社会に役立つ人材の育成を大きな教育目標に掲げていますが、近年では情報活用力が社会生活で必須のスキルとなっていることを受け、実践的ITスキルの獲得や教育の情報化に向けた取り組みを強化しています。

同校では、PCや各種アプリケーションの基本操作を中心とする教科「情報」の授業はもちろんのこと、学内での時間管理や学習目標の設定など、学校生活全般にわたってICTを積極的に活用しています。そのほか、部活動で行われるCGや音楽などの制作、生徒会による文化祭のポスター作り、海外修学旅行を振り返るマルチメディア作品の制作など、大学生や社会人になってからも役立つ「生きた」ITスキルの習得に日々取り組んでいます。
さらには、生徒が身に付けるべきITスキルの指針として、ICTプロフィシエンシー検定試験(P検)も取り入れており、全生徒の98%がP検 3級(社会人になった際に要求されるICT活用スキルを持つレベル)に合格しています。

同校で情報科の教諭を務めている岡田隆嗣氏は、「本校では、PCやOfficeアプリケーションの基本操作を学ぶのはもちろんのこと、レポートやプレゼンテーション、マルチメディア作品を制作するなど、ICTの利活用を通じて『成果物』をきちんと生み出すところまで生徒たちに実践させています。また、神戸学院大学のキャンパスが高校の新校舎から徒歩10分のところにある地の利を活かし、高大連携もいっそう強化しています。例えば、カンボジアボランティア部では、プレゼンテーションの作成やカンボジアに送る絵本のデザインにPCを活用しています。また、部活動の母体が大学にある関係から、大学生との共同作業を進めています」と説明します。

新校舎への移転を機にオールインワンPCとシンクライアント・システムの導入を決断

旧校舎のPC教室では、長年にわたって比較的大型のデスクトップPCを活用してきました。当時は、デスク下の専用スペースにPC本体を設置していた関係から、生徒の足元を圧迫したり、掃除が行き届かなくてホコリが溜まるといった課題を抱えていました。また、PC教室に設置された端末は、電源投入直後にOSの環境復元プロセスを実行し、常にクリーンな環境でログインできるようにしています。
しかし、従来のデスクトップPCは、内蔵ドライブとしてハードディスク・ドライブ(HDD)を搭載していたことにより、システムの起動時間が長引く傾向にありました。また、端末ごとに個別のOS環境を持つスタンドアローンPCだったことから、Windows Updateなどの作業にも多くの工数を必要としていました。

今回は、新校舎への移転という絶好の機会を活かし、最新の省スペースPCを取り入れ、明るく風通しのよいPC教室を目指しました。そして、PCの運用工数を大きく削減する目的から、ネットブート方式のシンクライアント・システムを採用することも決まりました。
同校は、そのときどきの技術動向、OSやアプリケーションのバージョンなどを踏まえ、平均して5〜6年の周期で教室内のPCを更新しています。新校舎に導入する省スペースPCには、PC本体と液晶ディスプレイが一体となったオールインワン・タイプを前提としながら、先進的なICT教育のニーズにも応えられる処理能力、調達しやすいコスト、集合スペースでの利用に適した信頼性や保守性を備えたビジネス向けモデルを強く希望しました。

同校で情報システムの企画・運営を担当している瓦谷洋和氏は、「オールインワン・タイプのデスクトップPCは、その多くが一般家庭で使用されるコンシューマー向けモデルです。このため、スタイリッシュさを追求するがゆえにワイヤレス接続のキーボードやマウスが多く採用されています。しかし、ワイヤレス方式の場合、キーボードやマウスの電池を管理する手間が発生し、数多くの端末が導入されるPC教室ではとても運用に耐えられません。また、ネットブート方式のシンクライアント・システムでは、有線LANによるネットワーク接続が必須となりますが、コンシューマー向けモデルの有線LAN機能はエンタープライズのニーズを満たしきれないのが実情です。こうした数々の理由から、本校ではビジネス向けのオールインワンPCを条件に選定作業を進めていきました」と説明しています。

SSDを搭載したTinyなら素早く起動しますので、昼休みなどのちょっとした時間にもPC教室を気軽に活用してもらえます。

学校法人 神戸学院 神戸学院大学附属高等学校
情報科 教諭
岡田 隆嗣 氏

ThinkCentre TinyとTiny-in-Oneによってオールインワンの省スペースPCとして運用

神戸学院大学附属高等学校は、PC教室のトータル・コーディネイトを依頼したシステム・インテグレーター(株式会社フューチャーイン)からの強い勧めもあり、最終的にレノボの超小型デスクトップPC『ThinkCentre M73 Tiny』を採用しています。
ThinkCentre Tinyシリーズは、高い処理性能と優れたコスト効率を両立した最新のインテル® プロセッサーを搭載しながら、レノボ独自の先進的な熱設計技術によって1リッターという驚異的なコンパクトボディーを実現しています。また、今回導入するシンクライアント・システム(ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジー社のPhantosys 5 LV)では、PCの内蔵ドライブをOSイメージのローカルキャッシュとして利用できるため、同校のTinyシリーズには超高速アクセスが可能な大容量SSD(256GB)をいち早く取り入れています。

さらに、完全に統合されたオールインワンPCとして運用できるように、23インチモニター付きの専用ドッキングステーション「ThinkCentre Tiny-in-One 23」を組み合わせています。これにより、1個のACアダプターでPCと液晶ディスプレイの両方に電源を供給でき、すっきりとしたケーブリングを実現しています。また、オプションの光学ドライブとして、学内での利用に適したDVDドライブもディスプレイの背面に搭載しています。

瓦谷氏は、「本校は、端末更新時のコストを最小限に抑えるため、PC本体と液晶ディスプレイの購入サイクルを分けて管理しています。Tiny-in-One 23なら、両者が一体となったオールインワンPCでありながら、複数世代のTinyを入れ替えることで液晶ディスプレイの使用期間を延ばすことができます。汎用的な液晶ディスプレイにVESAマウントで超小型PCを搭載する運用も検討しましたが、本校のニーズにあわせて仕様を柔軟に決められるPC本体、ケーブルのスマートな取り回し、光学ドライブの搭載といった点を高く評価し、Tiny-in-One 23の採用を決めました」と説明します。

省スペースメリットによる、明るく風通しのよい室内構成と大型ディスプレイならではの快適な学習環境を両立

神戸学院大学附属高等学校は、システム・インテグレーターとともに数々の実機検証を行った後に、新しいPC教室への端末導入やシンクライアント・システムの構築作業を実施しています。
今回、PC教室に配備されたTinyは、生徒向けが40台、教員向けが1台となっています。また、広々としたフリーアドレス・デスクにTiny-in-One 23を等間隔で並べることにより、デスクスペースのみならず、足元の空間に至るまで、明るく風通しのよい室内に仕上げています。
さらに、以前のPC教室では、教師用PCの画面を一斉に映し出すセンターモニターを生徒のデスク上に多数配置していましたが、これらをすべて天井吊りの大型ディスプレイに置き換え、画面の細部を伝えたいときには授業支援システム(Sky社のSKYMENU)で教師の画面を生徒の端末に直接配信するようにしています。

岡田氏は、Tiny-in-One 23の導入効果を「画面サイズが23インチとかなり大きくなったことで、Officeアプリケーションのウィンドウ内にリボン(ツールバー)のアイコンを数多く表示できるなど、アプリケーションそのものの操作性がかなり向上しています。また、希望者に利用してもらっている速読トレーニングのアプリケーションも、大画面化によってトレーニングの効果が高まっている印象です。そして、このように大型ディスプレイを取り入れながらも、ディスプレイの背面にPCを搭載したり、センターモニターを設置しないようにすることで、これまで以上に広々としたデスクスペースを確保できています。教師から生徒たちの表情がよく見えるので、生徒との意思疎通もとりやすくなっています」と説明します。

また、OSイメージのキャッシュ領域としてSSDを採用したことで、システムの起動速度も劇的に向上しています。以前のPCは、電源を投入してからデスクトップ画面が表示されるまでに3〜4分の時間がかかっていましたが、Tinyは起動時間が約1分に短縮されています。
岡田氏は、「スマートフォンやタブレットが普及したことで、世の中全体として端末自身にクイックな応答が求められています。教室内のPCも素早く起動することが望ましいのは言うまでもありません。PCの利用を希望する生徒たちは、授業外の時間にもPC教室の利用が可能ですが、電源を投入してすぐに使い始められるTinyなら、昼休みなどの短い時間にもPCをもっと活用してもらえるでしょう」と述べています。

シンクライアント・システムが管理するOSイメージは、Windows 7をベースとする通常利用環境のほか、将来を見据えて検証を進めているWindows 10環境も取り揃えています。
瓦谷氏は、「教育の現場からは、すべてのアプリケーションが確実に動作するWindows 7環境だけでなく、将来に向けたWindows 10環境も並行して準備を進めてもらいたいと言われています。Windows 10のOSイメージは、Officeアプリケーションが使えるまでの環境を作り上げていますが、教材や検定試験の一部がWindows 10にまだ対応できていないため、Windows 10への完全移行にはあと数年ほどかかりそうです」と語ります。

システムインテグレータ(導入・保守サポート)

株式会社フューチャーイン

株式会社フューチャーインは、民需、官公庁、文教などの幅広いお客様とお取引させていただいていますが、その中でも特に多くの割合を占めているのが、小学校から大学までの教育機関、教育委員会をはじめとする文教市場のお客様です。神戸学院大学附属高等学校様とのお取引は約12年間の実績があり、これまで学校運営を支える基幹システムの構築・運用保守からPC教室に設置する端末の導入・保守まで、校内のICTをトータルにサポートさせていただいています。

今回、新校舎への移転に伴い、PC教室に設置するオールインワンPCとして、エンタープライズの厳しいニーズを満たしたレノボのThinkCentre TinyシリーズとTiny-in-Oneの組み合わせをご提案しました。そのほか、パソコンデスクを含めたPC教室全体のトータル・コーディネイト、端末管理を容易にするシンクライアント・システムの構築、生徒に貸与するタブレット端末の調達などもお手伝いさせていただきました。

株式会社フューチャーイン
関西支店 営業2課
深川 和孝 氏

ThinkCentre Tinyを導入した新PC教室を2017年4月に開校される中学校でも共用予定

神戸学院大学附属高等学校は、2001年度より1人1台のノートPCを貸与してきましたが、新校舎へと移転した2016年度からは薄型・軽量のタブレット端末へと切り替えています。新校舎では全館に無線LANインフラが整備され、タブレットから学内のネットワークにすぐ接続できます。

岡田氏は、「これまで貸与してきたノートPCは、PC教室内のデスクトップPCとの棲み分けを曖昧にしていましたが、タブレットへと切り替えた今年度からは、大画面でしっかりと文章を打ちたいときには教室内のPC、さっと起動して情報をチェックしたいときにはタブレットといったように、両者の使い分けを容易にしています。また、新校舎のPC教室は、アクティブ・ラーニングを想定した座席配置がとられています。室内では生徒のデスクを背中合わせで配置していますので、お互いに振り返れば複数の生徒で向かい合ってすぐにグループワークを始められます。PC教室の隣にはアクティブ・ラーニング専用スペース(AL教室)も設けていますので、双方の教室を効果的に使い分けながら情報教育をさらに充実させていけたらと考えています」と述べています。

学校法人 神戸学院は、2017年4月より神戸学院大学附属中学校(設置認可申請中)も新たに開校します。同中学校は、神戸学院大学附属高等学校へとつながる中高完全一貫校であり、これまで以上に先進的な中高大連携教育への発展が期待されます。また、高校ですでに実績のある1人1台のタブレット貸与に加え、デジタル教科書の活用や速読トレーニングなども取り入れていく予定です。
中学校の教育課程では、技術家庭において「プログラミングによる計測・制御」が必修となっており、今回整備したPC教室を中学校と高校の双方で共用することを見込んでいます。PC教室に導入されたThinkCentre TinyとTiny-in-Oneは、同校の先進的な情報教育を支えるインフラのひとつとして、ますます重要な役割を果たすことになるでしょう。

2016年5月取材

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