ソリューション
VMware® Mirage™
PCリプレース時の膨大な作業を、いかに乗り切るか?
適材適所のノートブックPC選びを実践する上でも避けて通れないのが、既存PCからのリプレース作業です。特に、“ひとり情シス”状態で、他の仕事を兼務していることも多い中小企業のIT管理者にとっては、大きな負担となります。
対象PCが1〜2台ならまだしも、数十台ともなれば・・・共通アプリケーションやセキュリティソフトのインストール、ユーザーデータの移行、各種設定などを個別に手作業で行うのにも限界があるでしょう。仮に1台あたりセットアップ完了まで3時間かかるとしたら、20台程度をリプレースする場合には、ある程度は並行して複数台の作業を進めても1週間以上費やすことになってしまいます。
こうしたIT管理者の負担を大幅に軽減し、スムーズなクライアントPCのリプレースを支援するのが、VMware®のデスクトップイメージ管理ソリューション「Mirage™」です。
クライアントPC管理を劇的に効率化するMirage™
Mirage™は、クライアントPCのイメージを複数の論理的なレイヤーに分類・階層化する技術により、各ユーザーの利便性・自由度を損なうことなく、全社クライアントPCの集中管理を実現します。その基本的な仕組みについては、以下の動画をご覧ください。
Mirage™なら複数台PCのデータ移行〜セットアップも簡単に!
Mirage™を使ったPCリプレースの手順としては、まず移行前の各既存PCのデータをMirage™サーバーにバックアップします。そして、IT管理者は新しいPC1台だけに、全社共通のアプリケーションやセキュリティソフト、プリンタドライバなどのインストールや必要な設定を実施。それを共通構成のマスターイメージとしてMirage™サーバーに登録します。
その後は、既存PCから取得したユーザーデータやプロファイルなどの個別イメージと共通のマスターイメージとをMirage™サーバー側で正しく組み合わせ、新しいPC1台1台に対して配信。これらは自動的に実行されるので、管理者の負担も劇的に軽減され、ごく短時間で新PCへのスムーズなデータ移行およびセットアップが完了します。
リプレース後の日常的なクライアントPC管理も効率化!
Mirage™は、もちろんリプレース時だけでなく、移行後のクライアントPCの統合管理にも継続的に使用できます。
たとえば、パッチ適用や共通アプリケーションを追加する際には、Mirage™サーバー側のマスターイメージに変更をかけて各クライアントPCに一斉配信すればよいので、PC台数が増えても1台に対する作業とほとんど手間は変わりません。ほかにも、全クライアントPCの自動バックアップおよび、システム障害時やPCの紛失・破損時の迅速なリストアなどが可能となります。
さらに、将来的なOSのマイグレーションも強力にサポート。既存PCをそのまま使うOSのみのアップグレードと、ハードウェア(PC)ごとリプレースの、いずれのパターンにも柔軟に対応できます。