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導入事例

株式会社シップス

AMD製APU搭載のThinkPadでクライアントPC環境の使い勝手とコスト削減を両立

導入について

Windows 10移行を機にAMD製APUを搭載したモバイルノートPCを全面採用

日本を代表するセレクトショップとして、ファッションに少しでも関心のある人であれば誰もが知る「SHIPS」。老舗セレクトショップとして長きに渡って日本のファッショントレンドをリードしてきたSHIPSは、現在では首都圏をはじめ全国各地に約80の直営店を展開するほか、近年ではSHIPS公式オンラインショップの運営にも力を入れている。

このSHIPSを運営する株式会社シップス(以下、シップス)では現在、約1300人の従業員がさまざまな場所で働いている。全国に散在する店舗のほか、東京・銀座に構える本社オフィス、そして物流センターなどさまざまな場所に散らばって働く同社の従業員にとって、社内外との情報共有や業務効率化のためにPCは欠かせない道具となっている。


かねてより本社オフィスで働く従業員に対しては1人1台のPCを支給しており、また店舗や物流センターにもPCを配置してオンラインでいつでも業務システムにアクセスできる環境を用意している。なお店舗用にはスペース効率を考慮してA4型のノートPCを配置し、また本社の一部ユーザーに対しても使い勝手を考慮して持ち運び可能なノートPCを支給する一方で、それ以外の多くのユーザーは据え置き型のデスクトップPCを利用していた。

こうしたPC運用の在り方に転機が訪れたのは、2019年のことだった。2020年1月のWindows 7のサポート終了を控え、社内のPCを一斉にWindows 10マシンにリプレースすることになった。これを機にシップスは、大型ノートPCとデスクトップPCが混在するPC環境から脱却し、すべてを小型・軽量のモバイルノートPCに統一することにした。この決断に至った背景について、同社 情報システム課 萩原郷文氏は次のように説明する。

「従業員から『会議にPCを持ち込んで利用したい』といった要望が以前から上がっていたことに加え、私たちPCを管理する側にとってもデスクトップPCの設置や移動、トラブル対応などのために設置場所にいちいち出向く必要があり、運用管理の手間がかなり掛かっていました。そのため以前から、業務用PCを小型・軽量で可搬性に優れるモバイルノートに統一したいと考えていました」

そこでWindows 10マシンへのリプレースを機に、すべての業務用PCをB5型ノートに統一することにした。早速同社は新PCに求める要件をRFP(提案依頼書)にまとめ、複数のPCメーカーに送付して提案を募った。それに応じて各メーカーとも要件に合致する自社製品を提案してきたが、それらの中から同社が最終的に選んだのがレノボのB5型ノートPC製品「ThinkPad X395」だった。

同製品はシップスがRFPで挙げたさまざまな要件を最もバランス良く満たしていた上、レノボの上位サポートサービスである「レノボプレミアサポート」を利用できる点が採用の大きな決め手となった。加えて、同製品はこれまでシップスが利用してきたPCにはない、ある大きな特徴があった。CPUがインテル製のものではなく、AMD製の「Ryzen 5」を搭載していたのだ。

高いコストパフォーマンスに惹かれてAMD製APU搭載の「ThinkPad X395」を導入

もともと同社が各PCメーカーに提示したRFPの中ではCPUメーカーは指定しておらず、CPUのスペックとして「デュアルコア以上」「クロック周波数2.5GHz程度」「周波数のブーストが効くこと」といった条件を挙げたのみだった。これに応じて大半のメーカーがインテル製CPUを搭載した機種を提案する中、レノボだけがインテル搭載機とAMD搭載機の両方を提案した。

どちらもCPUの能力はほぼ同等であるにもかかわらず、価格はAMD製APUを搭載した製品の方が明らかに安かった。「この価格差はやはり大きかった」と萩原氏は振り返る。

「最終的には563台のThinkPad X395を導入しましたが、これだけの数となると1台当たりの価格差はたとえ小さくても、トータルの調達コストはかなり違ってきます。同じ性能で価格が安いのなら、選ばない理由はないと考えました」

またAMD製APUに対するネガティブなイメージも、ほとんどなかったという。もともと同社では一部の業務システムをAWS(Amazon Web Services)のクラウド環境上で稼働させていたが、AMDのサーバ向けAPU「AMD EPYC」を搭載したAmazon EC2インスタンスを利用する機会も多く、メーカーとしてのAMDに対しては高い信頼を寄せていたといいます。

「EC2インスタンスを立ち上げたときには、必ずプロパティをチェックするようにしているのですが、その際にしばしばAMDのCPUが使われていることは確認していました。そのことから、サーバ用途におけるAMD製CPUに対してはもともと高い信頼を置いていました」


一方クライアントPCとしては、これまでもっぱらインテル製CPUを搭載した機種を使い続けてきたため、AMD製APUには未知数の部分が決して少なくなかった。既にコンシューマ市場においては高い支持を得ていることは認識しており、また情報収集を進める中で機能、性能ともに要件を満たしていてエンタープライズ用途でも採用例が増えていることも知った。しかし念には念を入れて、正式採用を決定する前にレノボから検証用にAMD搭載機を借りて動作検証を行った。

実際に検証機を使って日常業務を一通りこなしてみたほか、Excelを使った負荷の高い処理などを実施してみたところ、何の問題もなくこなせることが確認できたという。

「本格的な負荷テストやベンチマークテストまで実施できる時間は残念ながら取れなかったのですが、動作がおかしくなったり重くなったりといったことは一切なく、まったく問題なく業務をこなせたため、AMD製APUに対する不安は完全に払しょくできました。この結果を受けて、最終的にAMD搭載のThinkPad X395を正式採用することに決めました」(萩原氏)

CPUの違いをユーザーが一切意識することなく業務生産性の向上に大きく貢献

早速同社はAMD製APU搭載のThinkPad X395をレノボに正式発注したが、ちょうどその頃インテル製CPUの供給が世界的に滞り始めており、インテル搭載PCの調達もかなり困難になっていた。しかしAMD搭載PCを早い段階で発注していた同社はそうした情勢を尻目に、当初の予定通りスムーズにPCを調達することができた。

こうして2020年10月より、同社はThinkPad X395を全社に展開して運用を始めた。従業員の間で同製品の評判はすこぶる良好で、本社オフィスでは早速PCを小脇に抱えて移動しながら、さまざまな場所でPCを広げて仕事を行うワークスタイルが定着しつつある。またデザインについての評価も高く、見た目にこだわる社内スタッフからの評判も上々だという。

一方、AMD搭載PCの採用は同社としては初の試みとなったが、CPUの違いに起因する問題は今のところ一切発生していない。動作が遅くなったり不安定になるといった報告もまったくなく、逆に旧PCと比較すると基本スペックが大幅に上がったことで操作が軽くなり、快適に利用できているという。

「もともと弊社の従業員はPCのハードウェアについて特段のこだわりは持っていませんでしたから、中に搭載されているCPUがインテル製であろうがAMD製であろうが一切気にしていません。それより実際の使い心地やデザイン性を重視しているのですが、今のところ不満は一切上がってきていませんね」(萩原氏)

既に導入から約1年が経過したが、その間マイナーなトラブルは幾つか発生したものの、エンドユーザーの使い勝手や生産性には一切影響を与えることなく順調に稼働し続けている。万が一故障が発生した際も、レノボのサポートサービスを通じて代替機が迅速に供給されるため、業務に与える影響を最小限に抑えられているという。


「AMD搭載PCを採用したのは今回が初めてでしたが、ユーザーがCPUの違いを意識することは一切なく、これまで通り何の違和感もなく業務を遂行できているのが何よりの成果だと思います。同時に、AMD製APUのコストパフォーマンスの高さは今回の採用で確かに実感できましたので、今後もレノボ社とAMD社には高い機能性を維持しつつ、より低価格を実現した製品の提供をぜひ期待したいですね」(荻原氏)


「563台のノートPC調達において、性能面、調達コスト等を総合的に鑑みると、ThinkPad X395を選ばない理由はな いと考えました。」

株式会社シップス
情報システム課
萩原 郷文氏

この課題を解決した製品・ソリューション

  • ThinkPad X13 Gen 2 (AMD)

    最大24時間の長時間バッテリー駆動を実現したパワフルなモバイルノートPC

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