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導入事例

学校法人アミークス国際学園

System x が支える学校運営、Thinkが提供するICT教育。レノボのハードウェアに全面リプレースした理由とその効果から見える教育ITソリューションの最適解。

導入について

生徒たちにICTの恩恵を享受させるには、PCの安定稼働と性能の良さが不可欠です。レノボのPCは、その要件をしっかりと満たしてくれています。

学法法人アミークス国際学園 沖縄アミークスインターナショナル 幼稚園・小学校・中学校
ICT教育 データ管理担当
ナディーン氏

ICTの活用で育む自立的な学びとコミュニケーション力

沖縄本島の中央に位置する沖縄県うるま市──。南国の自然に囲まれた同市の高台にアミークス国際学園(沖縄アミークスインターナショナル 幼稚園・小学校・中学校)はあります。学園の敷地は2万7,000平方メートルに及び、この広い敷地に、図書館を中心にした低層の校舎が、周囲の自然に溶け込むようなかたちで建ち並んでいます。この学び舎での幼小中10年間の教育を通じて、グローバル社会の一員に求められる「自ら学び、考え、行動し、自分の将来を自分で切り開いていく力」を育むことが、学園の教育理念です。

例えば、グローバル社会で活躍するには、英語力などの語学力のみならず、さまざまな国の文化・習慣・考え方と真正面から向き合い、学び、自分で物事の正否を判断して進むべき道を見出したり、自らの考えをバックグラウンドの異なる相手に正しく伝え、納得を得たりする力が必要とされます。そのような自立的な判断力やコミュニケーション力を、さまざまな国・地域から集まった教師やクラスメイトとの触れ合いや対話、そして先進的な教育プログラムを通じて育み、“次世代の国際人”を育てていく──。それが学園の目指すところです。

そんな学園が推進している先進教育の1つが、ICTを駆使した教育──つまりは、「ICT教育」です。 「ICTの可能性は、当校が目指す教育の方向性とピタリと合致するものです。しかも当校の場合、日本語と英語の2つがコミュニケーションのための“標準語”として採用され、生徒たちはその中で、さまざまなことを学んでいかなければなりません。ですから、教育の現場には、あらゆる点で効率化が求められ、その効率化を実現するツールとしてICTは非常に有用と言えます。そこで当校でも教育現場にICTを積極的に取り入れるとの方針を固めたのです」と、学園のICT教育・データ管理担当、ナディーン氏は話します。
こうした判断の下、学園ではICT教育の環境整備に取り組み、すでに各教室(22教室)には標準で電子黒板や書画カメラなどの設備が導入されています。
そうした設備に加えて、学園が積極的に導入・活用を図っているのが、レノボのPCとサーバーです。

例えば、校務用のノートPCとして ThinkPad x240/x250(以下、ThinkPad)を導入し、すべての教師に貸与しているほか、小学校高学年(5、6年生)の自習用・学習用としても ThinkPad(x250)が1クラス分用意されています。
また、2016年4月に運用がスタートした新PC教室には、ThinkCentre Tiny が配備され、同じく2016年4月には、3台のレノボ製1Uラック型サーバー System x3550 M5 の運用も始まっています。これらのサーバーは、学園の基幹システムを支えるインフラとして機能しており、そのストレージ環境にも、レノボの IBM Storwize V3700 が利用されています。

PC教室の"煩雑さ"を Tiny で一掃 生徒にやさしい学びの環境を実現

Tinyを用いたPC教室が開設される以前、学園には固有のPC教室が存在せず、空き教室にノートPCを並べて「PC教室風」に仕立てていました。
そのころのPC教室の状況について、「正直、“ヒドイ”の一言でしたね」と、ナディーン氏は苦笑します。また、学園におけるITの企画・運用管理全般を担当する玉城 貴行氏(事務局 施設管財課)も、かつての教室をこう振り返ります。
「例えば、従来のPC教室では、生徒が学習に用いる机も通常教室の机をそのまま使っていました。ですから、ノートPCを置いてしまうと生徒たちがフリーに使えるデスク・スペースがほとんどなく、電源ケーブルやネットワークの配線もむき出しのまま床に散乱している状態でした。要するに、とてもPC教室と呼べるような環境ではなかったのです」
加えて、当時は授業支援システムも導入されていませんでした。そのため、教師が生徒に指示を与え、見せたいWebサイトにアクセスさせたり、指定したソフトウェアを起動させたりするだけでも、かなりの手間と時間を要していたのです。

このような状況から脱し、生徒に優しく、教師にとっても使い勝手のよい教室をいかにして作り上げるか──。この課題解決のすべとして採用されたPCが Tiny です。
ThinkCentre Tiny は、高い処理性能と優れたコスト効率を両立した最新のインテル® プロセッサーを搭載しながら、レノボ独自の先進的な熱設計技術によって1リッターという驚異的なコンパクトボディーを実現し、モニターの背面にマウントすることができます。そのため、PC画面の大型化を図りながら、子どもたちがフリーに使えるデスク・スペースを押し広げることが可能になります。しかも、PC教室の新設に当たり、学園では、地元の販売代理店と綿密な打ち合わせを重ね、Tinyのマウント方法はもとより、子どもたちが使うテーブルのサイズ・向き、椅子の高さ、ネットワークの配線、短焦点プロジェクタの取り付け位置などを詳細に決めていきました。
「その結果、かつてのPC教室に比べて各段に利用しやすい物理環境が実現されたのです」と、玉城氏は話します。

モニター背面へのマウントが可能な超小型・高性能PC ThinkCentre Tiny

ThinkCentre Mシリーズ Tiny は、圧倒的な省スペース性と省電力性、そして高い性能と耐久性をすべて備えたデスクトップPCです。1辺のサイズが「わずかゴルフボール4個分」という超小型であることから、オプションのマウント機材を用いて、モニターの背面や各種アームに簡単に設置することができます。
また、Windows 10 Home/Pro(64ビット版)をサポートした新機種 ThinkCentre M900 Tiny・ 同M700 Tiny・同M600 Tiny では、USBキーボード経由での電源投入を可能にしたほか、USB 3.0に対応、USB 2.0の約10倍のデータ転送速度を実現しています。加えて、優れた省電力性能を示す証として、ENERGY STAR 5.2® やEPEAT® Gold認定、UL Environment Goldなど数多くの厳しい環境基準に適合、それぞれの認定を取得しています。
M900、M700、M600 のすべてのモデルが、CPUとして、インテル® Celeron® プロセッサーやインテル® Pentium® プロセッサーをサポートするほか、M900・M700 では、第6世代 インテル® Core™ iシリーズプロセッサーに対応、標準4GB(最大32GB)のメモリーを備えています。さらに、CPUをより効果的に冷却し、静音性も確保する独自技術ICE 3.0(Intelligent Cooling Engine 3.0)が装備されており、内蔵ストレージとしてHDD、SDD、HSSD(HDD+SDD)のいずれの選択も可能です。このほか、レノボでは、ThinkCentre Mシリーズ Tiny と組み合わせて、オールインワンPCのように利用できる21.5型モニター付きドッキングステーション ThinkCentre Tiny-in-One 22 もラインナップしています。この製品の背面に Tiny を装着することで、机の上に大幅な空きスペースを確保することができ、オフィススペースの有効活用を図ることが可能です。また製品には、高音質スピーカが内蔵されています。

授業支援のシステムで子どもたちの学びを一括してコントロール

PC教室の学習効率や使い勝手の向上には、授業支援システムの導入も貢献しています。学園では、今回のPC教室新設に併せてチエル(CHieru)社の授業支援システム CaLabo LX を導入しました。
CaLabo LX は、多言語表記に対応した授業支援システムで、沖縄県におけるICT教育市場で約90%のシェアを保持しています。

同システムは操作画面のカスタマイズが容易で、教師が生徒たちの作業内容を俯瞰してとらえるのも簡単です。また、生徒の画面を受信したり、教師の画面を生徒に転送したりするスピードも速く、小テストやアンケートを授業中に作成し、授業の理解度を適宜チェックすることも可能です。
加えて、システムでは、生徒たちのPC利用に一括して制限・制御をかけることができるようになっており、例えば、授業中にすべての生徒の画面を強制的に「ブラックアウト」し、生徒たちの注目を教師に向かわせるといったコントロールが実現されています。

「PCを使った授業では、子どもたちがPC操作についつい夢中になり、教師の言うことに対する注意力が散漫になることがよくあります。授業支援のシステム導入で、そうした無軌道なPC利用をコントロールできるようになった意義は小さくありません」と、ナディーン氏は説明を加えます。

PC教室や校務用のPC、さらには基幹サーバーをレノボ製品で統一したことで、ハードウェアの不具合や故障に煩わされるケースが劇的に減り、IT全体の運用管理効率が大きく高められ、ランニングコストも大幅に低減できたと感じています。

学法法人アミークス国際学園 沖縄アミークスインターナショナル 幼稚園・小学校・中学校
事務局 施設管財課
玉城 貴行氏

ThinkPad の堅牢性を肌身で実感 レノボ製品への強い信頼感につながる

もちろん、授業支援システムがいかに優れたものであっても、その稼働・運用を支えるハードウェアの性能・信頼性が低ければ、授業の運営に支障をきたします。
そのため学園では、PC教室のPCに省スペース性だけではなく、下記のような要件を満たすことを求めました。

  • 耐久性に優れ、故障が少ないこと

  • 障害発生時でも機器の交換・修理が簡単であること

  • SSDで起動時間を短縮できること(授業に待ち時間を作らないこと)

  • 省電力性に優れること

つまり、Tiny はこれらの要件をすべて満たしたPCでもあったわけです。 「Tiny はとにかく起動が速く、レスポンス性能にも優れ、教師が生徒全体にかけたいコントロールにしっかりと反応してくれます。こうした性能の良さは、PCを使った授業を円滑に進めるうえでとても大切です」(ナディーン氏)。

とはいえ、学園におけるTinyの導入・利用は今回が初。製品のスペックから性能の良さはある程度推定できても、製品としての信頼性がどういったレベルにあるかの判断は難しかったはずです。それでも、学園がTinyの信頼性を「高い」と見なした理由はどこにあるのでしょうか──。
この問いかけに、玉城氏は、「ThinkPad の活用を通じてレノボ製品の頑強さを肌身で理解していたからです」と答えます。
同氏によれば、学園ではかねてから生徒の学習用に ThinkPad の導入を進め、ThinkPad x240 については45台を3年ほど前から使ってきました。その3年間で発生した ThinkPad x240 の不具合はわずかに3件で、うち修理が必要とされたケースは1件のみ。「そうした障害の少なさが、レノボ製品に対する強い信頼感と Tiny の採用につながりました」と、玉城氏は語ります。

学園では以前、レノボ製品以外のノートPCを教師の校務用に配備し、PC教室で使っていたノートPCもレノボ製品ではありませんでした。これら非レノボ製のノートPCはバッテリ駆動時間が短く、可搬性に欠けるばかりか、不具合もたびたび発生させていたようです。そうした中で、学園ではPC教室へのTinyの導入と並行して ThinkPad の追加導入も推し進め、教師たちが校務に使うPCをレノボ製品へと全面的に切り替えました。
「結果、私がPCを修理したり、サポートセンターに問い合わせたりする件数が劇的に減ったのです」と玉城氏は明かし、次のように続けます。
「ThinkPad をすべての教師に貸与して以降、PCを持ったまま校内を行き来したり、体育館や運動場でPCを利活用したりする教師の姿を多く見受けるようになりました。これは、彼らの使うPCのバッテリの持ちが良くなり、起動もスピーディで、かつ可搬性が増したことによる効果と見ています」
さらにナディーン氏は、こうしたレノボ製品の導入効果を改めてこう評価します。
「子どもたちにICTの恩恵を享受させるためには、PCが安定的、かつスピーディに動作することが大切です。逆に、教師や生徒が使いたいときにPCの反応が鈍かったり、しっかりと動かなかったり、故障したりすれば、教師たちは授業からICTを遠ざけようとするでしょう。レノボのPCは、そうしたリスクを排除してくれるという点で導入価値の高い製品と言えます」

基幹システムのリース切れを機に7台の物理サーバーを3台の System x で集約

レノボ製品に対する学園の信頼は、System x3550 M5 の導入にもつながっています。
同学園では従来、非レノボ製の7台の物理サーバーを用いて基幹システムを運用していました。その基幹システムが2016年4月にリース切れを迎えるに当たり、学園では7台の物理サーバーをレノボ製品に切り替える決断を下しました。具体的には、3台のインテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v4 製品ファミリー搭載の System x3550 M5 と1台のIBM Storwize V3700によって、VMware vSphereベースの仮想化環境を構成、その環境に7台の物理サーバーで運用してきたシステムをすべて移行させることにしたのです。現在、System x3550 M5 とIBM Storwize V3700から成る仮想環境上では、校務用データベースサーバーやプロキシサーバー、ウイルス対策用サーバー、教師用/生徒用ファイルサーバー、稟議決済用サーバー、さらにはActive Directory(AD)サーバーなどが運用されています。

「System x3550 M5 による物理サーバーの集約によって、基幹システムの消費電力量が大きく削減されたほか、運用管理の手間も大幅に低減されています。例えば、学園設備の定期点検の際には、すべての物理サーバーをシャットダウンし、のちに立ち上げ直す必要が生じますが、その作業も劇的に簡素化されたのです」と、玉城氏は話します。しかも、これまでのところ(2016年6月時点)目立ったトラブルもなく、すべてのシステムが安定稼働を続けています。
さらに、ファイル管理のプラットフォームが、マシンパワーのあるファイルサーバーに切り替わったことで、リソースにゆとりが生まれ、システムを稼働させたままファイル/フォルダのバックアップを取ることも可能になりました。
「これによって、ファイルの誤操作も元に戻せるようになり、管理者としての安心感が増しています」と、玉城氏は説明します。

多目的に対応するコンパクト設計&高性能な1Uラック型サーバー System x3550 M5

System x3550 M5 は、今日のITインフラに求められる性能・拡張性・省電力性、さらには運用管理性を網羅的に満たした1Uラック型サーバーです。
CPUとして、インテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v4 製品ファミリー (最大22コア/最大キャッシュ55MB)をサポート。本体には、同プロセッサーを最大2基まで搭載させることが可能です。また、メモリーには省電力設計のDDR4 2400MHzメモリー(DDR3 に比べ電力消費量が最大 45%削減)が搭載され、メモリー容量は最大1.5TBまで拡張することができます(標準64GB)。さらに、最大12 台のストレージ(合計最大容量46TB)を内蔵させることが可能で、12Gbps対応の高性能・高信頼RAIDを構成することが可能です。

System x3550 M5 は、複数サーバーの管理を簡素化するレノボ独自のソリューション Lenovo XClarity にも対応しています。このソリューションにより、複数サーバーにまたがる障害の検出・監視、ファームウェア更新、構成管理、さらにはOS/ハイパーバイザーの展開が自動化・効率化されます。
また、System x3550 M5 は、セキュリティー機能と手法を結集した Lenovo Trusted Platform Assurance も装備しており、ハードウェアとファームウェアの堅牢な保護を実現するほか、オプションのIBM Security Key Lifecycle Manager(SKLM)によって自己暗号化ドライブ(SED)の導入も可能としています。さらに、冗長ファンと2つのゾーンによる冷却機構、ホットスワップ対応のドライブ/電源ユニットなど、システムの可用性を高いレベルで確保する機能も充実しています。このほかサポートする OSも幅広く、Microsoft Windows Server、Red Hat Enterprise Linux、SUSE LINUX Enterprise Server、さらにはVMware vSphereに対応しています。

安定したインフラでICT教育のさらなる深化を

以上のとおり、学園ではPC教室のPCから、校務用PC、さらには基幹システムのサーバー/ストレージまでをレノボ製品で統一し、それぞれの性能と信頼性、そして運用管理性を高めています。
ナディーン氏によれば、今回のPC導入やPC教室の新設、基幹システム改革によって、学園におけるIT環境の整備は一区切りを迎え、これからは、教育現場でのICTの利活用を一層進展させることに集中して取り組むとしています。
学園の子どもたちはすでにICTを率先して用い、その操作に慣れ、例えば、中学生たちは、自分たちが学んだことをブログにまとめてアップし、クラスメイトや教師、保護者と共有したり、自分たちの調査研究成果をプレゼンテーション資料にまとめて下級生に披露したりといった課題に意欲的に取り組んでいます。
一方、PC教室の整備やThinkPadの貸与を通じて、「これまでICTを使うことを敬遠していた教師の間でも、PCを使ってみようという機運が高まっています」と、玉城氏は話します。
となれば、学園のICT教育は今後もさらなる広がりを見せるのは間違いありません。レノボ製品は、そうしたICT教育の深化と発展をこれからも支え続けます。

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