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導入事例

WILLER TRAVEL株式会社

話題のIngressバスにレノボのタブレットと"地方創生の想い"を乗せて──「仮想現実ゲーム専用バス×レノボ」でもたらす地域経済の新たな活力。

導入について

レノボのタブレットは性能が高いうえに耐久性・信頼性にも優れています。Ingressバスのプロジェクトの成功には不可欠な存在でした。

WILLER TRAVEL株式会社
WILLER TRAVELサイトユニット
吉村 綾花 氏

移動の新たな価値創造をAR技術で実現する

WILLER TRAVEL社は、WILLER ALLIANCE 株式会社が1994年に立ち上げた企業です。WILLER ALLIANCE 社は、14の企業を傘下に置き、運輸・旅行・ITの事業を展開するホールディングカンパニー。WILLER TRAVEL社は、そのWILLERグループを成す一員として、移動・観光のeコマースサイト「WILLER TRAVEL」の開発・運営などを手掛け、「世界の人の移動にバリューイノベーションを起こす」というグループ共通のミッションを自らの使命として掲げています。

「"Ingressバス"のプロジェクトは、まさにこのミッションに基づく取り組みとしてスタートを切りました。移動の新たな価値創造をAR技術で実現する試みと言えるかもしれません」と、WILLER TRAVEL社WILLER TRAVELサイトユニットの吉村綾花氏は説明します。

氏の言う「Ingressバス」とは、オンラインゲーム「Ingress」の世界感がリアルに体験できる専用バス「NL-PRIME」のこと。WILLER TRAVEL社とNiantic社が共同で開発を進め、2016年7月から日本で運行しています。

Ingressは、「ポケモンGo」の開発元として知られるナイアンティック(Niantic)社が開発・提供しているスマートフォン向けゲームアプリです・ポケモンGOと同じくAR(拡張現実)技術を採用、ユーザーたちは2つの勢力に分かれて陣取りゲームを展開し、実際の街を歩きながらアイテムを獲得したり、ポータルと呼ばれるスポットを訪れて自勢力に組み入れたりと、さまざまなミッションをこなしていきます。

このゲームのダウンロード総数は1,500万強に及び、米国・欧州・日本をはじめとする世界200カ国に熱狂的なファンを数多く抱えています。そのため米国・欧州にもIngressリムジン「NL-1331」が1台ずつ存在しますが、大型バスをIngress専用に改造したのはNL-PRIMEが世界初。車内はSF映画をイメージさせる内装で統一され、乗車した瞬間からIngressの世界に浸れるような工夫が凝らされています。

そんなIngressバスの中核を成すIT機器が、ユーザーの座席前面に設置されているレノボ製のタブレット「Lenovo ideaPad MIIX」です。Ingressバスに乗り込んだ乗客たちは、インテル® Atom™ プロセッサーを搭載したこのタブレットを用いながら、Ingressバス用に用意された特別コンテンツを操作し、Ingressの世界に没入していくのです。

求めたのはIngressの世界を淀みなく表現する性能と耐久性

Ingressバスにおけるタブレットは、乗客の体験の良否を決定づける重要な要素です。そのため、性能・耐久性など、あらゆる点でIngressバスの要件を満たすことが絶対条件でした。例えば、先にも触れたとおり、IngressバスにはIngressの世界感を演出するための特別コンテンツが用意されています。このコンテンツは、映像・音声をふんだんに使い、かつ、インタラクティブな動作を求めるものです。

「それだけに、コンテンツを稼働させるタブレットは、画面表示の美しさはもとより、一定水準以上の性能を持つことが必須でした。実際、採用したタブレットが特別コンテンツを淀みなく、高品質に動かすことができなければ、バスに乗車されたお客様をIngressの世界に引き込むことはできません。結果、こちらが描いたシナリオが台無しになるおそれもあったのです」と、吉村氏は語り、こうも続けます。

「しかも、タブレットはバスの運行中に使われます。ですから、性能の高さだけではなく、バス特有の揺れに長時間耐えられるかどうか、稼働中に障害を発生させないかどうか、万が一の故障時にすみやかな対応が可能かどうかも大切でした。こうした要件がすべて満たせて、コストパフォーマンスに優れたタブレットを探し当てること──。それが、Ingressプロジェクトの成功のカギだったと言えます」

製品流通量の利点、Lenovoの技術サポートを土台に求めていたユーザー体験を実現

座席背面にフィットした「ideaPad MiiX」。メンテナンスも容易な設計に。

こうした考えの下、WILLER TRAVEL社は、Ingressバスのユーザー体験を支えうるタブレットを探しました。その中で浮上してきた有力候補がレノボのMIIXです。MIIXは価格対性能比に優れるうえに、レノボ製品が共通して持つ信頼性・耐久性もしっかりと受け継いでいます。とはいえ、実機による検証を重ねなければ、MIIXが本当にIngressバスの要件を満たせるかどうかはわかりません。

「そのため、レノボから実機を数台借り、動作検証を繰り返しました。結果として、MiiXがIngressバスの特別コンテンツを問題なく動作させ、かつ、耐久性・信頼性の面でもこちらが設定した要件を十分に満たせることが明らかになりました」と、吉村氏は語ります。

実のところ、Ingressバスに採用されたMIIXは、現行のMIIX(「ideapad MIIX 310」など)よりも一世代前の機種です。それでも、性能・耐久性の両面で申し分のないパフォーマンスを発揮していると、吉村氏は指摘します。

加えて、MIIXには、流通量や価格面においての入手のしやすさや充実したサポート体制といった付加価値もあります。「そうした点を総合した結果、Ingressバスのユーザー体験を作り上げるうえでMIIXが最適との結論に至りました」と、吉村氏は振り返ります。

Ingressバスには乗客用の座席が22席あり、それぞれにMIIXが据え付けられています。バスの前方や中央座席付近にもタブレットが配備されており、総台数は25台に上ります。また、それぞれのMIIXで再生させるコンテンツはすべてコンテンツ管理システムによって一元管理されており、それらは車内の照明や星の動きを投射するプロジェクターの効果とも連動しています。

こうしたシステムの構築に当たり、レノボの技術チームも大きな役割を演じたようです。具体的には、レノボのチームはWILLER TRAVEL社と相互に連携、さまざまなチューニングを施していったのです。結果として、Ingressバスが提供するユーザー体験はWILLER TRAVEL社の想像を超え、Ingressの世界感を見事に表現するに至りました。

Ingressバスの成功とレノボとの協業を地方創生につなげる

現在(2016年9月現在)、Ingressバスの運行ルートとして「東京駅周遊」、「横須賀周遊」、「新宿周遊」、「成田駅-東京駅間運行」の4つが用意されています。運行サイクルは週3〜4回のペースで、「観光シーズンの7~8月は、路線によって満席の日もありました。」と吉村氏は話します。そんな集客の手応えから、同社では2016年11月には関西周遊プラン(大阪-京都周遊/大阪市内周遊)を始動、他の地域にも順次プランを広げ、地方開催イベントと連動した周遊プランの展開も視野に入れています。

「これらの運行ルートは、Ingressのポータル/ミッションが数多く存在する観光スポットを中心に組まれています。ですから、Ingressのポータル/ミッションの在り処が日本全国に広がり、私たちがIngressバスの運行ルートを拡張していけば、結果として、地域経済の活性化につながると期待しています」と、吉村氏は話す。

そうした地域活性化・地方創生に対する想いはレノボにも共通しています。そのため、WILLER TRAVEL社では今後もレノボと協業し、ITと交通の融合によって人の移動のイノベーションを推し進め、地方創生に貢献していく構えです。

「Ingressバスのプロジェクトを通じて、レノボの製品とサポートがいかに優秀で信頼の置けるものであるかが実感できました。加えて、地域に貢献したいという想いでも通じ合える。これからも、Ingressバスに限らず、さまざまな場面でレノボの協力を仰ぎたいと願っています」(吉村氏)。

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