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特集

ノートPCとしてもタブレットとしても利用可能。しかも紙に手書きした絵や文字をそのままデジタイズできるという新世代の2 in 1 PC「Lenovo YOGA BOOK」。クリエーター/デザイナーの間では早くもファン層を拡大させつつある。そんな"YOGA BOOK ファン"の一人が、日産自動車出身の有名カーデザイナー、猿渡 義市氏だ。同氏に、YOGA BOOK の魅力を聞く。

PROFILE

株式会社 日南
クリエイティブスタジオ/デザインディレクター
猿渡 義市 氏

1990年にアーバンデザインカレッジ カーデザイン学部を卒業し、日産自動車に入社。同社のデザインセンターに配属される。以降、日産のカーデザイナーとしてキャリアを積み、2006年から日産デザインヨーロッパ(ロンドンスタジオ)に赴任、2007年にはエキスパートデザイナーに就任する。2009年の帰国後、「INFINITI(インフィニティ)」デザイン部のエキスパートデザイナーとして活躍、日産の関連会社でデザイン拠点でもあるクリエイティブボックスへの出向を経て、2015年に日産を退社。
同年、日南に入社し、クリエイティブスタジオ/デザインディレクターに就任する。

デザインの"ネタ帳"としてフル活用 、ときには手書きからダイレクトに3Dモデリングも

四半世紀のキャリアを日産で

─ まず、ご自身の経歴と仕事の内容についてお聞かせください。

猿渡氏:これまでのキャリアの中で最も長いのは、日産自動車でのカーデザインの仕事です。自動車デザインの専門学校を卒業し、日産自動車に入社してから20年以上にわたってエクステリア(自動車外装)を中心にしたデザインの仕事に携わってきました。

─ 曲線的なデザインで一世を風靡した3代目「マーチ」のエクステリアも、猿渡さんが担当されたとお聞きしましたが。

猿渡氏:そうですね。3代目マーチをはじめ、さまざまな車種のエクステリアを担当させてもらいました。2006年から2009年にかけては日産デザインヨーロッパ(ロンドンスタジオ)に赴任していたのですが、帰国後は「インフィニティ」(=日産自動車の高級車ブランド)のエクステリアを手掛け、その後、原宿のサテライトスタジオにあるクリエイティブボックス社に出向し、主にソフトウェアを使ったデザイン開発支援に取り組んできました。ここでは、従来のサーフェスでなくポリゴンを使った開発手法も積極的に取り入れ、それをきっかけにCADベンダーのオートデスク社との付き合いが深まり、オートデスクの「Alias SpeedForm」(=自動車コンセプトデザイン業務向けソフトウェア)の開発では初期段階から参加させていただきました。

デザインのネタ帳からリアルな3Dを作る

─ そして日南に移籍されたわけですね。日南でもお仕事も、カーデザインがメインなのですか。

猿渡氏:日南に移籍したのは2015年で、入社してからまだ日は浅いのですが、現在の主たるミッションはデザイン業務の事業化です。具体的な仕事としては、コンセプトカーのデザインを中心に、自動車を含むさまざまな製品のプロトタイプ製作、デザイン支援、デジタルモデリングなどを行っています。

─ 普段のお仕事の中でデジタルのツールをかなりお使いのようですが、PCやタブレットはどんなふうに活用されていますか。

猿渡氏:以前はスケッチを紙に描いてから、PCを使ってデータ化するというプロセスを必ず踏んでいたのですが、最近では簡単なポンチ絵からダイレクトにデータを作るケースも増えてきました。その意味でも、PCは仕事に必須のアイテムで、仕事場や取引先に必ず持ち運んで利用しています。
会社に出社して机に向かってからアイディアを考えるのではなく、いつでもどこでも思い浮かんだネタを書きとめて、それをベースに方向性を確かめながら次のステップへ移っていくというスタイルで仕事を進めています。
もちろんデータをシェアしなければ、お客様やエンジニアとのコミュニケーションが図れませんし、手書きの場合、絵を見た人が自分の良いように解釈してしまいがちです。それがリアルな3Dデータになっていれば、デザインの意図が正確に相手に伝えられます。そこで例えば、自動車の正面から見たイメージを手書きし、それを取り込んで側面をPCでデータ化して、後工程で実際の設計につながるリアルな3Dデータを作成するといった使い方をしています。

YOGA BOOK はデザインの「ネタ帳」用途に最適

─ お話をお聞きすると、かなり"ヘビー"にPCを使われているようですが、そんな中で YOGA BOOK を手にしたときの率直な感想をお聞かせください。

猿渡氏:まず驚いたのは薄さと軽さです。いつも3kg近い重量の15インチモバイルワークステーションを持ち運んで利用しているので、ことさら YOGA BOOK の薄さ、軽さには感動しました。しかも、ペン(専用の「REAL PEN」)で紙に書いたものが、リアルタイムにデジタル化される点も、「これは便利だ」と感じましたし、自分の仕事のスタイルにピタリとはまると思いました。

─ つまり、先ほどおっしゃられた「ネタ帳」代りに YOGA BOOK が使えると。

猿渡氏:そのとおりです。紙のネタ帳のいいところは、デザインのアイデアが頭に浮かんだ瞬間に、いつでも、どこでも、さっとそれを書き留めておけることです。軽くて薄く、手書き入力の精度も高い YOGA BOOK なら、そんな紙のネタ帳と同じ使い方ができるわけです。しかも、手書きしたものをダイレクトにデータ化できる。その利便性は紙のネタ帳を上回り、私にとってもはや手放せないツールになっています。
もう一つ、フラットなデジタルキーボードも、タイピング時のバイブによって心地良いタイピング感が得られ、非常に使いやすいと感じました。YOGA BOOK はキータッチの癖まで覚えてくれるということなので、今後はさらに使いやすくなると期待しています。

予想を超える高性能──移動中も3Dレンダリング

─ YOGA BOOK の処理性能はいかがですか。お仕事全体の生産性を高めるうえでは、性能はとても大切なポイントだと考えますが。

猿渡氏:その性能の良さにも感動しました。YOGA BOOK(OSはWindows 10)にはクラウドベースの3D CADソフトウェア「Autodesk Fusion 360」をインストールして使っているのですが、3Dレンダリングまでスムーズにできてしまう。YOGA BOOK には、そこまでの性能は期待していなかっただけに本当に驚きでした。
また、YOGA BOOK はバッテリの持ちも非常に良く、本当の意味で可搬性に優れています。大型のモバイルワークステーションの場合、バッテリ駆動時間が短く、電源の取れない移動中に長時間使うようなことはできませんでした。対する YOGA BOOK では、バッテリ切れの不安を感じることはほとんどありません。実際、大阪出張の際に YOGA BOOK を持っていき、新幹線での移動中に(電源を取らずに)使い続け、3Dレンダリングも行ったのですが、バッテリは十分に持ちました。そんな省電力設計で、これだけのパフォーマンスを発揮してくれれば、我々のような仕事の生産性はグンと上がるはずです。

─ 今後、YOGA BOOK をどのように活用していこうと考えていますか。

猿渡氏:ネタ帳代りに使っていくことはもちろんですが、YOGA BOOK は、ブラウズモードでタブレットとして使用したり、ウォッチモードでプレゼンテーションに利用したりと、さまざまな使い方が可能です。しかも、Fusion 360のようなクラウドベースのソフトウェアを使えば、手元のPCにはそれほどの性能や大容量ストレージは必要とされず、YOGA BOOK でデザイン業務のほとんどが完結できてしまうことも確認できました。ですから、いずれは YOGA BOOK だけで外出先・移動中での仕事のすべてをこなしたいと思っていますし、それは十分に可能だと見ています。しかし、現状ではセキュリティーポリシー上クラウド対応が認められない企業が少なくありません。各クライアントのセキュリティーポリシーに準じた環境で業務を行っています。

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