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導入事例

東北生活文化大学高等学校

“ゲーマーが職業になる時代”で生徒の選択肢を広げたい―― Lenovoワークステーションが高校生eスポーツの未来を切り拓く。

概要

東北生活文化大学高等学校では、2022年11月に「eスポーツ同好会」が新設されました。

宮城県内でも部活動として「eスポーツ」を認めている高校は多くない中、同校の生徒からの要望を受けて起ち上げられた同好会は、今では30名もの生徒が所属し、正式な部活動に昇格するべく日々大会へ向けた練習を重ねています。

生徒の将来を見据え、先進的な独自カリキュラムを提供する同校にとって、現代の時流に合ったeスポーツ同好会の今後のさらなる活躍にも期待が寄せられています。

そんなeスポーツ同好会が、より快適なPC環境で活動できるようにと、Lenovoのワークステーションとモニターが新たに導入されました。


eスポーツ同好会で、Lenovoのワークステーションがどのように活用されているのか、お話を伺いました。


課題

eスポーツ同好会から正式な部活動への移行に向けた準備はもちろん、参加する大会の競技タイトルで必要とされる推奨スペックを満たす、快適なゲーミングプレイ環境が必要となった。

ソリューション

学校職員のほとんどのPCがLenovoを使用していることもあり、レノボ・ジャパンにeスポーツ利用に適したPCを相談。要件に合う製品として「ThinkStation P360 Tower」と「ThinkVision T27i-30」を導入した。

導入効果

Lenovoのワークステーションを用いて、生徒のゲームスキルを磨くとともに、eスポーツ大会の本番にも活用。生徒たちも満足のいく性能を享受できており、今後、eスポーツ同好会の活動によって、同校への入学検討層へもプラスの波及効果が期待されている。

導入について

杜の都で100年の歴史を刻む名門校生徒の将来に直結する独自カリキュラムを提供

宮城県仙台市にある東北生活文化大学高等学校は、開校から100年を超える長い歴史を有する学校です。1900年に創立された東北法律学校が戦後の学制改革により1948年に三島学園女子高等学校に改名、その後2003年には共学制となり、現在の校名となりました。

同校は、「普通科」「商業科」「美術・デザイン科」の3学科に分かれており、それぞれ特徴的な取り組みが行われています。普通科にある「未来創造コース」では、将来自分が就きたい仕事や希望の進学先に合わせて、異なる11の授業から1週間あたり2~4コマで自由に選択します。商業科には「進学ライセンスコース」があり、簿記検定や情報処理検定といった、進学や就職に有利になるさまざまな資格を取得できます。また、美術科が設けられている高等学校は県内に2校しかなく、これも東北生活文化大学高等学校の特長の1つとなっています。

勉学以外の面で同校は「挨拶日本一」を目標に掲げており、生徒、教師間はもちろん、学校訪問者への挨拶も徹底するなど、校内にはいつも元気な挨拶が飛び交い、明るく健全な風紀が保たれています。

発足から2年弱で部員は30名にeスポーツ同好会による新たな挑戦

そんな東北生活文化大学高等学校に、eスポーツ同好会が発足したのは2022年11月です。ゲームをひとつの競技として捉え、チームや個人で対戦する「eスポーツ」を部活動としている学校は県内でもまだ多くはない中で、発足に至った経緯を同校 eスポーツ同好会 顧問の大久裕一氏はこう語ります。

「当時の3年生が『卒業する前に、部活動としてeスポーツに取り組みたい』と学校側に要望を出したことがきっかけです。当校では創部から2年間の継続によって正式な部活動として認められるため今はまだ同好会ですが、来年度には正式な部活動へ昇格する見込みです。現在は、総数30名の部員が月~金曜日の放課後の16~18時に活動し、PC、スマホ、コンソール機を用いてeスポーツの競技タイトルの練習に励んでいます」と話します。

eスポーツ大会の上位入賞に向け日々練習に励む生徒たち

eスポーツ同好会がプレイしている主なゲームタイトルは「Fortnite」「Overwatch 2」「VALORANT」「ポケモンユナイト」など、FPS(一人称視点のゲーム)/ TPS(三人称視点のゲーム)のシューティングゲームを中心としています。

「主に2名から5名のチームで参加できる高校生を対象にした大会で競われるゲームタイトルをプレイしています。出場できる大会を顧問たちが調べた上で、その大会のゲームに適した選手を選抜し、各部員が練習してプレイスキルを磨いていくというやり方で活動しています」(大久氏)

続けてeスポーツ同好会 副顧問の小林拓世氏は「これらのeスポーツ大会への参加にあたって、さまざまなPCゲームタイトルを快適にプレイするために、Lenovoのワークステーションとモニターを導入しました」と話します。

競技タイトルに必要なスペックを予算内で実現Lenovoの柔軟なサポート体制も選定のポイントに

eスポーツ同好会には「ThinkStation P360 Tower」と「ThinkVision T27i-30」がそれぞれ5台ずつ導入されています。

ワークステーション選定の際、大久氏が望んだのは、eスポーツ大会の競技タイトルにおける「必要動作環境」を十分に満たすスペック。更に、5台という限られたPCに複数のゲームタイトルをインストールするために十分な容量のあるストレージ(SSD)を搭載可能なことでした。さまざまな選択肢の中から要件を満たし、最有力候補に挙がったのがLenovoです。

「eスポーツ同好会の創設にあたって、レノボ・ジャパンの営業担当に相談することにしました。eスポーツにおいては、高性能なゲーミングPCを導入することが最良のセオリーであることは当然のことですが、予算を度外視した高スペックなゲーミングPCを導入するわけにもいきません。限られた予算でしたが、レノボ・ジャパンから最良のワークステーションを提案いただき、最終的にLenovo製品を選択することになりました」(大久氏)

また、Lenovoのサポート体制も選定ポイントになっていると大久氏は続けます。

「当校の職員が使用しているPCのほとんどがLenovo製品で、その導入サポートなどを通じてレノボ・ジャパンとの関係性がすでに構築されていました。今回のワークステーション導入においてもカスタマイズや納期について、柔軟かつ迅速に対応していただきました。もちろん、他のメーカーも検討しましたが、これほどまでに柔軟に対応いただけるメーカーはLenovo以外になく、それも高い信頼性につながっています」(大久氏)

ゲームプレイの画質・操作性・快適性に生徒たちから好評の声が多数

eスポーツ同好会に導入されたThinkStation P360 TowerとThinkVision T27i-30は、メインユーザーである部員からも高い好評を得ています。

eスポーツ同好会 部長の丹野紗来さんは「PCでゲームをプレイするのは部室だけなのですが、とにかく映像の綺麗さにはとても驚きました。モニター画面も大きくて発色も良く、操作キャラクターの動きも滑らかです」と評価しています。

副部長の安住奏風さんは「自宅ではコンソール機でゲームをプレイするだけだったのですが、部活動で初めてPCで本格的にプレイすることになりました。最初は、キーボードとマウス操作に慣れるまで時間がかかりましたが、慣れてしまうとコンソール機よりもずっと快適に操作でき、対戦相手のキャラクターにレティクル(照準)を合わせるのもスムーズにこなせます」と話します。また大久氏も、Lenovoワークステーションのスペック、性能や堅牢性の面で満足していると言います。

「導入して2年弱ですが、一度もトラブルは発生しておらず、安心して利用できています。また、eスポーツ以外でも、情報処理の授業における動画制作でも活用できているなど、学習面でもThinkStation P360 Towerの活用の幅が広がっています。さらに、ボランティアイベントの一環で、外部に筐体を持ち運ぶ機会があるのですが、ThinkStation P360 Towerは一般的な乗用車に難なく積み込むことができるサイズ感なので、校外学習用にも利用しています」(大久氏)

県内および校内へのeスポーツの認知度を高め高校eスポーツ全体の活性化を目指す

東北生活文化大学高等学校ではeスポーツ活動が盛んに行われている一方で、世間的には十分な認知が得られているわけではなく、誤解されるケースもあると言います。

eスポーツ同好会の皆さん。同好会から「部」への昇格に向けて鋭意活動中

「生徒たちが真剣にeスポーツに取り組んでいても、単にゲームで遊んでいるだけ、という見方をされてしまうケースも少なくありません。しかし、生徒たちが専門性を育み、個性を発揮しながら活動を継続すれば、やがて当校がeスポーツにおける先進校として発展して認知されるだけでなく、宮城県全体の高校eスポーツを活性化していく存在になると思っています。すでにeスポーツは世界的に認められている競技であることから、卒業後の進路としてプロのeスポーツプレイヤーになるという選択も考えられます。こうした可能性を示すことができれば、さらに当校としても大きなメリットになると考えています」(大久氏)

続けて小林氏は「宮城県内でeスポーツ部のある高校はわずかです。これが公立、私立高校ともに増えて行くことで学校間での交流も増え、全国的な認知へ波及していくことになるかもしれません」と展望を述べました。

最後に大久氏はLenovoへの期待を次のように語ります。

「eスポーツ同好会の今後の発展、ひいては県内高校のeスポーツ全体の将来のためにも、頼りになるパートナーとして、これからもレノボ・ジャパンには併走していただきたいです。eスポーツ同好会が正式な部活動となれば、学校からのサポートも今より手厚いものになるでしょう。他のPCメーカーには負けない独自性やLenovoならではの強みを発揮した製品で、よりいっそう部活動もeスポーツ全体も活性化するようなサポートをいただけたらと思っています」(大久氏)


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  • ThinkStation Pシリーズ

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お客様プロフィール

お客様

学校法人三島学園 東北生活文化大学高等学校

所在地

宮城県仙台市泉区虹の丘1-18

設立(開学)

1900年


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