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導入事例

茗溪学園中学校高等学校

多様な利用スタイルに対応するThinkPad Helixを導入。教師や生徒が自由な発想で活用できるクライアント環境を実現。

導入について

茗溪学園では、デザインや機能の伝統性、継続性を高く評価し、最初期のモデルから約20年にわたってThinkPadシリーズを採用し続けています。

茗溪学園中学校高等学校
情報教育部 部長 化学科 教諭
大竹 隆夫 氏

1979年の開校当初からICTへの取り組みを進めてきた茗溪学園

茗溪学園中学校高等学校(以下、茗溪学園)は、生徒たちに6つのスタディスキル(StudySkills)を身に付けてもらいながら、正しい選択力と決断力、たくましい実行力、そして豊かな心を重視した全人的・総合的教育を実施しています。

茗溪学園が考えるスタディスキルとは、生徒たちが自ら学んで成長していく能力の基礎を築くものであり、そのうちのひとつがICTに対するスタディスキルとなります。情報社会の中で生きる生徒たちにとって、情報をどのように扱うかといった問題が常について回ります。同学園では、単なるIT教育にとどまらず、日々進化を遂げるテクノロジと人間が本来持つ不変の部分をきちんと見つめた真の情報教育を実践しています。

こうした情報教育を支える同学園のインフラは、開校当初から整備が進められてきました。1980年の時点でグループ学習用のデスクトップPCが教室に設置され、計算処理やグラフの描画、プログラミングの学習などが行える教育体制を実現していました。また、その後はコンピュータメーカーと共同によるCAI(コンピュータ支援教育)の研究、IBMのトークンリング規格を採用した校内LANの構築、データベース活用による校内の情報共有など、そのときどきの先進的な取り組みを他校に先駆けて手がけてきました。

道具としての高い完成度がThinkPadの継続利用を後押し

茗溪学園では、校内LANの構築をきっかけに、レノボ製品の前身となる日本IBM製のクライアントPCも少しずつ導入されていきました。また、プロフェッショナルの厳しいニーズに応えるThinkPadファミリも取り入れ、最初期のモデルからさまざまなモデルが採用されました。

2001年には、教職員向けにThinPad A22p、生徒向けにThinkPad A22mが導入され、校内でノートPCを本格的に活用するきっかけとなりました。同学園において開校当初からコンピュータの導入・運用を担ってきた情報教育部 部長の大竹隆夫先生は、「教室にノートPCが設置されてからは、生徒たちの顔が教壇からもよく見えるようになりました。授業では教師と生徒の対話が重要ですので、ThinkPadA22mの導入をきっかけにノートPCの採用が一気に増えた印象です」と述べています。

また、教育の情報化を推進するために、全教室にプロジェクター(合計68台)とPCを設置し、斬新な取り組みとしてはプロジェクターを3台並べた100インチの3面マルチスクリーン教室などがあります。

茗溪学園では、ThinkPad A22p/A22mの導入以来、ほぼ毎年さまざまなモデルのThinkPadが導入されました。大竹先生は、このようにThinkPadシリーズを継続的に採用してきた背景を「他社のPCも並行して導入してきましたが、道具としての完成度はやはりThinkPadが群を抜いて優れています。当初は、さまざまな先生方から他社のPCも使いたいという意見を聞きましたが、実際に使ってみれば誰もがThinkPadの良さを理解するようで、気が付けばThinkPadが当学園の標準的なPCとなりました。ThinkPadは、デザインや機能の伝統性、継続性にたいへん優れているので、後継モデルが出てもこれまでと同様に運用できるのがいいですね」と説明しています。

同学園では、ThinkPadの保守に関するノウハウも蓄積しており、例えばキーボードやディスクドライブなど、さまざまなパーツの交換作業は学内のスタッフが実施しています。大竹先生は、自営保守に力を入れている同学園ならではの工夫を「ThinkPadは、保守作業のためのマニュアルやビデオが簡単に入手できますし、保守パーツもたいへん充実しています。このため、他社のPCと比べると自営保守の体制を築きやすかったのです。また、PCを導入する際には何台かの予備機を一緒に購入することで、重度の故障にも迅速に対応できるようにしています」と語っています。

キーボードによる操作を重視して2 in 1のThinkPad Helixを採用

2010年頃にはタブレット端末の黎明期が訪れ、茗溪学園はタブレット活用の研究を目的として、さまざまなタイプのタブレット製品を試験的に導入しています。特にMicrosoft® Windows 8の登場によってタブレットの選択肢が大きく広がったこともあり、同学園ではレノボのWindows 8搭載モデルとしてThinkPad Tablet 2やLenovo Miix 2 8(8.0型モデル)を取り入れています。

大竹先生は、学校教育に対するタブレットの可能性を「情報教育の本質は、ただPCやインターネットを使いこなせることではなく、人対人のコミュニケーションをきちんととれる人間を育成することです。ひとりひとりの気持ちを大切にしたメッセージの交換、人に優しい表現、また自分の考えやアイデアを効果的に伝える能力もたいへん重要です。特に授業では、教師と生徒がどちらも主体となりますから、双方のキャッチボールが欠かせません。

このため、かつてのCAIやコースウェアのように、コンピュータを用いて一方的に学習を促すスタイルではなく、あくまでも授業の一場面でコンピュータを無理なく取り入れることを心がけています。そして、このようにコンピュータと自然体で接するなら、従来型のPCよりも、その場でさっと使えるタブレットのほうが適しています。また、タブレットは薄型軽量でバッテリの持続時間も長いので、校内のさまざまな場所に持ち出せます。当学園では、こうしたモバイル端末ならではの利用スタイルに応えていくため、校内全域で無線LANのインフラを整備しています」と述べています。

茗溪学園が、教育用の端末としてタブレットを本格的に取り入れたのが、2013年8月に49台導入されたThinkPad Helixです。ThinkPad Helixは、高性能PCの世界で定評のあるインテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを選べることから、他のマイクロプロセッサを搭載した2 in 1デバイスと比べてパワフルな作業環境を提供できます。

同学園のThinkPad Helixには、第3世代インテル® Core™ i5プロセッサーが搭載され、その能力を最大限に引き出せる4GBのメインメモリを組み合わせています。また、WindowsOSだけでなく、さまざまな教育アプリケーションも柔軟に導入できるように128GBの大容量SSDを搭載しています。

ThinkPad Helixは、11.6インチの液晶ディスプレイ上で軽快なタッチ操作(10点マルチタッチ対応)をサポートするほか、本体に収納可能なワコム製の専用デジタイザーペンによるきめ細かな操作にも対応します。また、快適なキータッチを実現する本格的な6列キーボードを装着することで、従来のノートPCとまったく同じように操作できます。

大竹先生は、ThinkPad Helixを採用した経緯について「タブレットの研究を進めていく中で、生徒たちの学習には本格的なキーボードが必須であるという結論に達しました。また、生徒たちがさまざまな文章やグラフ、プレゼンテーションマテリアルなどを作成するために、オフィス系の統合型スイートとしてMicrosoft® Officeも不可欠です。こうした数々の要件を総合的に踏まえ、Windows 8世代のOSとMicrosoft® Office、さらには本格的なキーボードも装着可能なThinkPad Helixにたどり着きました」と説明しています。

ThinkPad Helixの専用ペンや内蔵カメラも授業に活かしていく

校内に導入されたThinkPad Helixは、教師や生徒の自由な発想に委ねながら、さまざまな教科でフルに活用されています。例えば、授業中に教師と生徒の間で問題と解答をインタラクティブにやり取りしたり、生徒たちが大きなテーブルを囲みながらグループディスカッションを行ったりしています。また、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の一環で実施される科学研究のポスター発表時に、ThinkPad Helixを用いて実験風景の写真や動画を見せるといった校外での活用例もあります。

大竹先生は、ThinkPad Helixが持つキーボードやデジタイザーペンについて「すでにお話ししたように、教育上の観点からいえば、生徒たちの端末にはキーボードが不可欠です。本校では、レポート報告の学習が多いので、キーボードのほうが圧倒的に操作性がよいからです。ただし、キーボードで単に文字を入力するだけでもまだ不十分で、実は自分の手で文字や図を書くという昔ながらのスタイルもたいへん重要です。ThinkPad Helixは、タッチ、キーボード、ペンというさまざまな操作に対応していますので、生徒の学習用端末としてはとても理想的な形を築いていると感じています」と述べています。

また、大竹先生は化学の授業を担当していますが、授業中にはプロジェクターを最大限に活用しています。

大竹先生は、「私の授業では、生徒たちが予習してきた自筆のノートをその場でスキャンし、プロジェクターに映し出しながら生徒自身に予習内容を発表させる場を設けています。それぞれの生徒が自分自身の言葉できちんと説明し、それを他の生徒たちが真剣に聞き、そして教師である私が総評を行っています。このような取り組みは、自分の考えをきちんと他人に伝えるための重要な訓練になります。

また、生徒たちの学習意欲を高める効果もあり、多くの生徒が積極的に予習してくるようになりました。以前は、ハンディスキャナで生徒たちのノートを取り込んでいましたが、取り込みにはどうしても時間がかかっていました。現在は、ThinkPad Helixの内蔵カメラでノートを素早く撮影し、プロジェクターに映し出しています」と述べています。

BYOD時代の学校準指定PCにもThinkPadシリーズの推奨を検討

茗溪学園では、2014年7月にThinkPad YogaとFlex 20もさらに導入しています。ThinkPad Yogaは、12.5インチの液晶ディスプレイを回転させることで4つの使用スタイルを選べるモバイルPC、そしてFlex 20は、19.5インチの液晶ディスプレイをデスクに寝かせたり、立てかけたりすることでテーブルPCとオールインワンPCの2モードが選べるモデルとなります。このような新しい形のPCを取り入れることで、生徒がさらに柔軟に学べる環境を目指します。

ThinkPad HelixやThinkPad YogaのようなモバイルPCが生徒たちの標準的なITツールとなっていく中で、将来的には生徒自身がモバイルPCを所有し、自宅でも学校でも自分のPCを使用するBYOD(Bring Your Own Device)が一般化すると予想されます。同学園では、学寮生活を営んでいる一部の生徒(約20名)に学校指定のタブレットを購入してもらう取り組みを始めましたが、今後はその範囲を寮生以外の生徒にも段階的に広げていくことを検討しています。

大竹先生は、BYOD時代に向けた将来の展望を「茗溪学園では、長年にわたってクライアントPCやサーバに日本IBMおよびレノボ製品を採用し、十分な運用実績を積み重ねてきました。現在、校内では600台近くのPCが稼動していますが、そのうち9割がレノボ製です。今後は、生徒たちが自分自身のモバイルPCを持参するBYODの時代が訪れますが、生徒たちに購入してもらう学校準指定のモバイルPCとしてもレノボ製品をぜひ推奨したいと考えています。特にThinkPadシリーズは、NASAの宇宙ステーションやスペースシャトルでも採用されたほどの信頼性を誇ります。レノボには、これからもこだわり抜いた高信頼のマシンを発売し続けてもらえることを強く期待しています」と述べています。

2014年6月取材

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