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特集

Thinkシリーズのデザイン哲学

Thinkシリーズのデザインは、単なる華美な装飾ではなく、プロフェッショナルのための道具として欠かせないフォルムと機能性の調和に重きが置かれています。第2回では、こうしたThinkシリーズならではの一貫したデザインコンセプトと、長年にわたって守り続けてきた伝統の中から誕生した最新作「ThinkPad & ThinkCentre X1ファミリー」、そして新製品記者発表会の模様などをご紹介していきます。

伝統を守りながらも将来に向けた技術革新を同時に推し進めているレノボ

Thinkシリーズのデザインコンセプトは、世界を代表するスポーツカーのポルシェ911にも似ています。スポーツカーとしての走行性能は、誰もが認めるほどの大きな進化を遂げてきましたが、ポルシェ911のデザインそのものは、今も昔もそれをポルシェだと誰もが認識できる共通のコンセプトを持ち合わせています。誰もがポルシェについてどのような自動車であるかを説明できるように、ThinkPadもまた黒くて四角い筐体に赤いアクセントがあるPCといったように、誰もがその姿を簡単に説明することができます。

ある著名なベース奏者が、常に同じベースラインを弾き続けていることについて質問されたとき、「誰もが新しい奏法を探している中で、私はすでに自分の形を見出したので、それを演奏し続けているに過ぎない」と答えました。
Thinkシリーズもまったく同じく、完成されたデザインをすでに手に入れたからこそ、それを変える必要がないのです。しかし、デザインコンセプトがいくら完成されたものであっても、そのままで終始していては進化が止まってしまいます。レノボは、一貫したデザインコンセプトを守りながらも、将来に向けた取り組みをきちんと推し進めています。

例えば、ユーザーの使い勝手に関わるキーボードやタッチパッドの改善、薄型軽量と堅牢性を両立する筐体設計や新素材の採用、効率性と静音性に優れた冷却システムなど、少しでも改良できるところは貪欲なまでに改良を続けています。工業製品を改善する最良の方法は、従来からあるデザインに少しずつ改良を加えていくことです。Thinkシリーズは、まさにそれを20年以上にわたって実践しています。

「革新×洗練」をコンセプトに開発された最新のX1ファミリー

Thinkシリーズの各プロダクトは、長年にわたって積み重ねてきた「英知」の結晶です。Thinkシリーズを手にしたお客様は、Thinkシリーズの長い歴史と伝統をお買い求めになっているといっても過言ではありません。そして、その最新作となるプロダクトが、「革新×洗練」をコンセプトに開発されたプレミアムライン「ThinkPad & ThinkCentre X1ファミリー」(以下、X1ファミリー)です。
今回発表された製品は、独自の着脱式モジュール設計によって目的に応じて変幻自在に形を変えられる「ThinkPad X1 Tablet」、画面が360度回転するYogaスタイルとLift'n'Lockキーボードで使いやすさを追求した「ThinkPad X1 Yoga」、薄さと軽さ、堅牢性で高い評価を獲得している「ThinkPad X1 Carbon」の新世代モデル、そしてノートブック並の薄さとデスクトップ並の性能を両立したオールインワン・デスクトップPC「ThinkCentre X1」の4機種です。

これらの最新モデルには、心臓部として第6世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーが搭載されています。第6世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーは、最も先進的なインテルの14nm製造プロセスによって製造され、高性能化と省電力をより高い次元で両立しています。こうした最新のインテル® プロセッサーとレノボの高度な設計ノウハウを組み合わせることで、スリムかつスタイリッシュな筐体デザインを実現しています。例えば、ThinkPad X1 Tabletは約767gの軽量設計を、ThinkPad X1 YogaはX1ファミリーの名にふさわしい約16.8mmの薄さと約1.27kg(OLEDモデル)の軽さを、そしてThinkPad X1 Carbonは前世代と比べて約10%の軽量化を達成しています。

※有機ELディスプレイ(OLED)搭載モデルの場合

国立新美術館で開催された製品発表会「Lenovo X1 Premier Collection」

2016年2月9日には、日本を代表するアートの地である国立新美術館(東京都港区)の開放的なカフェスペースに記者の皆さんをお呼びし、最新のX1ファミリーを一堂に集めた製品発表会を開催しました。レノボ・ジャパン株式会社 代表取締役社長の留目真伸は、X1ファミリーが切り拓くビジネススタイルについて、またこの日のために特別に来日したThink シリーズの最高デザイン責任者であるデビッド・ヒルは、Thinkファミリーのデザイン哲学について分かりやすく解説しました。

ヒルは、今回発表されたX1ファミリーについて「最新のX1ファミリーは、長い歴史の中でついにデザインからアートへと昇華した代表作といえます。多くの芸術作品は著名な美術館に行かなければ決して鑑賞することができませんが、X1ファミリーは誰もが手に入れられ、身近に楽しめる芸術作品です。しかも、単に鑑賞するだけでなく、きちんと目的と機能を持ち、考え抜かれ、洗練され、優雅で、精密で、完璧を追い求めて設計されたプロフェッショナルのための道具です」と、記者の皆さんに熱く語りました。

国際的デザイン賞「iF DESIGN AWARD 2016」を獲得した最新のThinkPad & ThinkCentre X1ファミリー

ThinkPad & ThinkCentre X1ファミリーは、そのスタイリッシュな外観、ユニークな特徴、優れた機能性などが、世界中のパソコン専門誌やユーザーに高く評価されています。また、世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつ「iF DESIGN AWARD 2016」でも栄誉あるAwardを獲得しています。

iF DESIGN AWARDは、ドイツを拠点とする国際的なデザイン組織、iF International Forum Design GmbHによって1953年に設立され、全世界の工業製品の中から優れたデザインを毎年選出しています。iF DESIGN AWARD 2016では、ThinkPad X1 TabletがGold Awardを獲得しています。選考の際には、必要に応じてノートブックに、プロジェクターに、そして 3D カメラに早変わりする、そのユニークで実用的なモジュラー設計が高く評価されました。そのほかにも、ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 Yoga、ThinkCentre X1のそれぞれがDesign Awardを受賞しています。

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