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導入事例

茨城県古河市教育委員会

PCとしてもタブレットとしても使えるThinkPad Helixを導入。教師や生徒が自由な発想でタブレットを活用することで新しい学びのスタイルを実現。

導入について

教師主導型の授業から学習者主体の授業に変えていくため、さまざまなスタイルで利用可能な2 in 1タブレットの導入を決めました。

茨城県古河市 古河市教育委員会
教育部 指導課 課長
平井 聡一郎 氏

授業に支障をきたすレベルにまで老朽化していた小中学校のPC

古河市は、万葉集の中にも登場するなど、その歴史は古代にまでさかのぼります。また、中世の室町時代や近世の江戸時代においても、関東の政治・文化を支える重要な拠点として栄えた町です。さらに、自然環境にもたいへん恵まれ、同市からほど近い渡良瀬遊水地は、ラムサール条約に登録されている国際的な自然保護区となっています。

現在、古河市は「若者に選ばれるまちづくり」を目標に掲げながら、教育、福祉、環境に軸足を置いた市政を進めています。特に教育分野においては、子供たちの確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成を目指し、保護者や地域との密な連携、そして地域に開かれた学校づくりに取り組んでいます。

市内の小中学校では、市町合併以前からICT教育のためのコンピュータ室が設置されています。しかし、近年ではPCの老朽化が目立つようになり、最新PCへの更新が緊急の課題とされていました。

古河市教育委員会 教育部 教育総務課 学校教育係 係長の荒籾忠広氏は、「学校によっては、導入から10年以上が経過したPCもあり、性能不足で新しい教育用ソフトウェアをインストールできないといった状況に陥っていました。また、Microsoft® Windows® XPのサポート期限も差し迫っていて、セキュリティを十分に確保できないという問題も浮上していました。そこで、平成24年度から予算をきちんと確保し、市内の小中学校で段階的にPCを更新していくことになりました」と述べています。

脱着式の専用キーボードを備えた2 in 1タイプのタブレットを選択

古河市内には9校の中学校がありますが、平成25年度にはそのうち3校でPCが更新されることになりました。これらの中学校では、もともとコンピュータ室の端末としてデスクトップPCを利用していましたが、21世紀型の先進的な教育には、どこにでも自由に持ち運べるタブレット型の端末が望ましいと判断されました。

古河市教育委員会 教育部 教育総務課 学校教育係 主事の人見一氏は、タブレットが選ばれた背景を「当初は、従来型のノートPCが検討されましたが、その大きさゆえにコンピュータ室から持ち出しづらいのが欠点です。また、共同学習を行う際には、複数の生徒が同じ端末の画面を一緒にのぞき込む場合があり、ノートブックPCはそのような使い方にも適していません。そこで注目したのがタブレット型の端末だったのです」と説明しています。

同市は、さまざまなハードウェアプラットフォームのタブレット製品を比較・検討しましたが、主要な教育アプリケーションの動作要件を満たすものとして、Microsoft® Windows® 8を搭載したタブレットを選択しています。また、特に中学校では、プログラミングやレポートの作成など、キーボードを利用した学習も増える関係から、脱着式の専用キーボードを装着できる2 in 1タイプのタブレットが最も理想的であると判断されました。

古河市教育委員会 教育部 指導課 課長で、昨年度まで古河市立古河第五小学校の校長を務めていた平井聡一郎氏は、「これまでは、知識の伝達を主眼とする教師主導型の授業が中心でしたが、今後は子供たちが考えたり、表現したりする時間を多くとる学習者主体の授業へと移行していかなければなりません。このような中で、今回のPC更新を絶好のタイミングと捉え、本当の意味で学力向上につながるICTインフラの整備を進めていくことになりました。すでに古河第五小学校でタブレット活用の実地検証を行い、タブレットのメリットや将来性を確認していますが、中学校ではキーボードも装着可能な2 in 1タイプのタブレットが新たな学びのスタイルを切り開いてくれると期待したのです」と語っています。

平成26年度は残りの中学校6校で、また平成27年度以降は小学校においても最新タブレットへと切り替えていく計画です。

茨城県古河市 古河市教育委員会
教育部 教育総務課 学校教育係 係長
荒籾 忠広 氏

中学校の過酷な利用に耐えられるThinkPad Helixを全面的に採用

古河市は、さまざまな教育アプリケーションが快適に動作する処理性能、終日連続して使用できる長時間のバッテリ駆動、生徒たちの過酷な利用に耐える堅牢性などを要件に掲げながら、数機種の2 in 1タブレットを比較・検討した結果、中学校に導入される新しい端末としてレノボのThinkPad Helixを採用しています。

人見氏は、とりわけ端末の堅牢性について「小中学校の端末は、授業ごとに異なる生徒が利用しますので、1日全体で見れば数多くの生徒が使い回す形となります。また、コンピュータ室だけでなく、通常の教室や体育館、ホコリが舞うグラウンド、校外のフィールドにまで持ち出されます。このように、一般的なオフィス環境と比べると圧倒的に過酷な環境で使われるため、とにかく頑丈でなければなりません。

レノボの製品は、きわめて耐久性に優れた設計がとられ、製造ラインでも徹底した品質管理が行われています。今回の機種選定では、このような優れた堅牢性や品質も大きなポイントになりました」と述べています。

ThinkPad Helixは、高性能PCの世界で定評のあるインテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを選べることから、他のマイクロプロセッサを搭載した2 in 1デバイスと比べてパワフルな作業環境を提供できます。

古河市が採用したThinkPad Helixには、第3世代インテル® Core™ i5プロセッサーが搭載され、その能力を最大限に引き出せる4GBのメインメモリを組み合わせています。

また、11.6インチの液晶ディスプレイ上で軽快なタッチ操作(10点マルチタッチ対応)をサポートするほか、本体に収納可能なワコム製の専用デジタイザーペンによるきめ細かな操作にも対応します。さらに、快適なキータッチを実現する本格的な6列キーボードを装着することで、従来のノートPCとまったく同じように操作できます。

平井氏は、中学校の端末としてThinkPad Helixが選ばれた経緯を「教育課程の中では、学習形態の変化に合わせて端末も変えていくマルチデバイスの形が理想的です。例えば、大画面ディスプレイを接続できるデスクトップPC、省スペースのノートPC、さまざまな場所に持ち運べるタブレットなど、さまざまな種類の端末を同時に導入できたらそれに越したことはありません。しかし、現実的には限られた予算の中で最善を尽くす必要があり、1種類の端末に絞らざるを得ません。そのような中で、さまざまな用途に対して最もバランスよく対応できる端末がThinkPad Helixだったのです」と述べています。

ThinkPad Helix は、先進的な教育に欠かせない処理性能、長時間のバッテリ駆動、過酷な利用に耐える堅牢性など、あらゆる要件をバランスよく満たした製品です。

茨城県古河市 古河市教育委員会
教育部 教育総務課 学校教育係 主事
人見 一 氏

技術家庭科や総合的な学習の授業でThinkPad Helixをフルに活用中

平成25年度の更新対象となった中学校3校には、生徒向けの40台と教師向けの1台が振り分けられ、合計123台のThinkPad Helixが導入されています。平成26年2月1日から利用を開始し、現在は技術家庭科や総合的な学習の時間などに活用されています。

古河市の総合的な学習の時間では、歴史、文化、自然環境など、古河市の足元に広がる地域素材を活かした授業が展開されています。ThinkPad Helixは、そのような調べ学習の中で、インターネットを利用した検索やレポートの作成に用いられています。また、タブレットならではのタッチ操作を最大限に活かせるSky株式会社のタブレット対応授業支援ソフトウェア「SKYMENU Class」も導入されています。

SKYMENU Classは、教師の教材提示、授業のスムーズな進行、生徒たちの表現や協働学習などを支援するソリューションです。

3校のうちの1校である古河市立総和北中学校では、技術家庭科の授業にThinkPad HelixとSKYMENU Classを取り入れ、これまでにない新しい学びのスタイルを追求しています。教師は、ThinkPad Helixの内蔵カメラで教材や生徒たちのノートを撮影し、電子黒板に映し出しながら、SKYMENU Classが提供する拡大・縮小表示、マーキングなどの機能によって分かりやすい授業を展開しています。

さらに、生徒たちには、SKYMENU Classのデジタルワークシート機能を用いてThinkPad Helix上でプレゼンテーション資料も作成させています。例えば、授業中に製作した本棚を題材とし、その本棚を作成した経緯やアピールポイントなどを自分の言葉で表現するプレゼンテーションの場を設けています。

これまでであれば模造紙にレポートをまとめて発表するだけにとどまりましたが、ThinkPad Helixを導入したことによって、写真や動画を効果的に組み合わせたり、注目させたい部分を拡大表示できるなど、生徒たちの表現力が格段に高まっています。

総和北中学校で技術家庭科の授業を担当している同中学校 情報主任の中川貴博先生は「私の授業では、ThinkPad Helixの内蔵カメラを用いて生徒のノートを電子黒板に映し出し、情報共有や意見交換を積極的に行っています。

また、生徒自身がタブレットを触りながらいろいろなことに挑戦できるため、生徒たちの学習意欲もさらに高まっている印象です。ThinkPad Helixなら、タブレットだけ外して使うこともできますし、キーボードを装着してPCライクに使うこともできます。このように、生徒たちの自由な発想で柔軟に利用できるのもThinkPad Helixならではのメリットといえます」と語っています。

ICTの整備と教師の育成を両輪としながら21世紀型の教育を目指す

古河市は、ThinkPad Helixを導入した中学校3校に続き、平成26年度には残りの中学校6校でもPCの更新作業を実施する予定です。また、小学校のICT整備も視野に入れており、平成27年度以降に最新PCへの更新を計画しています。

荒籾氏は、「小学校と中学校では端末に対するニーズが異なりますので、小学校向けの端末は改めて検討していきます。すでに古河第五小学校でタブレット活用の実地検証を行いましたが、そこでの検証結果を最大限に活かせたらと考えています。時代の流れを考えれば、小学校でもタブレットの採用が望ましいでしょう」と述べています。

今後、ThinkPad Helixが導入された同市の中学校では、汎用的な授業支援ソフトウェア(SKYMENU Class)に加え、特定の教科を対象とした学習ソフトウェアも段階的に取り入れ、タブレットならではのメリットを最大限に引き出していく予定です。

平井氏は、「ThinkPad Helixを導入したことで、ようやく古河市が目指している先進的なICT活用の第一歩を踏み出せました。今後は、最新のタブレットをきっかけとして、学習者主体のスタイルへと授業を変えていくことが大きな目標です。教師がタブレットを実際に使い、その価値に気付いてくれれば、いろいろな活用方法が自然に編み出されるはずです。現時点では、教師ごとにITスキルの差が見受けられますので、それぞれの学校でICT活用のキーマンとなる教師を育成していきたいと考えています。そのような教師が、校内のICT活用を力強く牽引し、各学校で独自のイノベーションを起こしてくれれば、21世紀型の新しい教育スタイルが古河市全体に波及していくでしょう」と説明しています。

古河市は、校内のICTインフラと教師の育成を整備していく中で、教育総務課と指導課の密接な連携を重視しています。このような両課の連携を通じて、指導課が各学校に取り入れたいICT環境の要件を教育総務課に伝え、教育総務課がそのニーズに応えるICTインフラを整備し、さらに指導課がそのICTインフラを現場の教師とともに最大限に活用していくといった好循環が生まれます。

最後に、平井氏は「現在、それぞれの学校には1クラスの授業に割り当てられる必要最低限のPCしか導入されていません。しかし、校内のICT活用が進んでいくことで、PCの台数はもっと必要になってくるでしょう。私たちは、現場で活躍している教師たちから、そのようなPC増設のニーズが自発的に生まれることを目指しています。そして5年後には、ThinkPad HelixのようなIT機器が、黒板やノート、定規と変わらない、ごく当たり前の学習ツールとして使われるようになり、ICT活用という言葉そのものが世の中から消えてなくなることを願っています」と将来の展望を語っています。

2014年6月取材

この課題を解決した製品・ソリューション

  • ThinkPad Helix

    4つのモードを自由に使い分けることが可能な脱着式ウルトラブックの最新モデル。

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