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導入事例

株式会社ソラシドエア

ユーザーの使い勝手と製品寿命が選定基準 “ストレスなく使える”業務用PCを500台全面リプレース

導入について

九州・沖縄密着の航空会社として地域の活性化に貢献

ソラシドエアは航空規制緩和によって設立された新規参入航空会社の一つです。設立は1997年7月。スカイネットアジア航空の社名でスタートを切り、2011年7月に「ソラシドエア(Solaseed Air)」というブランドを導入して、2015年12月に、そのブランド名へと社名を変更しています。

この体制の下、ソラシドエアでは、羽田空港と宮崎・熊本・長崎・鹿児島・大分の九州各地の空港を結ぶ路線を中心に、那覇からは神戸、中部(名古屋)、石垣の各空港にも就航しています。ミッションとして掲げる一つは日本各地から九州・沖縄への送客で、「九州・沖縄に根差したエアライン」として地域の活性化に力を注いでいます。

例えば、2012年8月からは就航10周年の記念企画として、機体を地域のPR媒体として活用するプロジェクト「空恋プロジェクト」をスタートさせました。

Aso Round Trail

このプロジェクトは、1機体1自治体を基本に約1年間、機体側面に自治体の地名を表示して、機内では各自治体のPRを展開するという取り組みです。また、2016年4月に熊本地震が発生した際には「がんばろう!九州」復興支援プロジェクトに取り組みました。

「また社員も取組みに参加するプロジェクトとして、熊本・阿蘇の外輪山を駆け抜けるウルトラトレイルレース「Aso Round Trail」や宮崎で開催される「青島鬼の洗濯板アクアスロン大会」にメインスポンサーとして協賛するなど、地元九州・沖縄への地域振興につながるさまざまなプロジェクトも展開しています。」(ソラシドエア 企画部 ブランド・PR戦略課 課長 池田直子氏)


業務の効率化に資する新PCを探して

ソラシドエアには約800名(2019年3月現在)の従業員が勤務し、各部門の業務システムは、それぞれの部門が導入・運用するというスタイルをとっています。具体的には、乗務員や運航管理者が所属する「運航本部」や、機材整備を担当する「整備本部」、さらには、機内や空港サービスや保安を担当する「運送本部」の各部門が、それぞれに必要な業務システムを導入し、運用しているかたちです。

その一方で、そうした業務システム以外のITについては、同社の業務改革室が一括して導入・運用管理を担っています。

「業務改革室は、文字通り、ソラシドエアの業務改革や働き方変革に取り組む組織です。業務とITは密接に結びついていますので、全社的なIT戦略の立案・遂行も、業務改革室の重要なミッションです」(ソラシドエア 業務改革室長 佐々木偉克氏)。

その業務改革室の仕事の一つが、業務用PCの導入・運用管理です。ソラシドエアでは、およそ5年に一度のペースで業務用PCをリプレースするというルールを決めており、2018年はそのリプレース時期に当たりました。

「当社では、オフィス勤務の社員には一人一台、乗務員や整備担当者などオフィス以外の現場で働く社員には複数人で共用するPCを用意しており、その数は社内全体で500台以上に及びます。

2012~13年にかけて導入した業務用PCが更新時期を迎えたことから、2018年春から次期PCを選定する作業に入りました。

特に今回のリプレースは、Windows 7のサポート終了に伴うWindows 10への切り替え時期とも重なりましたので、以前にも増して慎重に機種選定に取り組みました」(業務改革室 副室長 音川暢良氏)。


総合評価でベストはThinkPad

ソラシドエアでは前回のPCリプレースを契機に、それまで主流だったデスクトップPCからノートPCへの移行を推進しました。

結果として現在は、PCに高い処理性能を要求する運航管理の担当者や需要予測から運賃を決めるレベニュー管理の担当者以外は、ほとんどの従業員がノートPCを活用しています。

ただし、前回導入したノートPCは、リプレース時期に近づくにつれ、利用者から「PCの立ち上がりが遅い。早く何とかして欲しい」といった性能面の苦情が多く寄せられていたといいます。


「当社の日常業務は、PCにそれほど大きな負荷をかけるものではありません。にもかかわらず、性能面での苦情が寄せられていたというのは、前回選んだノートPCの実質的な製品寿命が5年に満たなかったと判断しています。

ですから、今回のリプレースでは、Windows 10に移行しても今後5年間はストレスなく使えるように、インテル® Core™ i3プロセッサー、8GBメモリ、SSDなど必要最低限のスペックをRFP(要件定義書)にまとめ、2018年7月に取引関係にあるベンダー各社へ提案を依頼しました」(業務改革室 鈴木美和氏)。

各ベンダーから提案されたのは、5社のPCでした。業務改革室では2018年8月に各PCの比較検討を入念に実施。その結果、リコージャパンが提案したレノボのビジネスノートPC「ThinkPad L580」を採用することにしました。

「今回リプレースの対象としたのは、オフィスワーク用のノートPCです。ですから、こだわったのは軽さや薄さではなく、純粋に、大画面を備えて使い勝手が良く、コストパフォーマンスに優れた製品です。その観点で5社のノートPCを比較したところ、総合的にベストだったのが、ThinkPad L580だったということです」(鈴木氏)。



ThinkPadへの切り替えでヘルプデスクの業務負荷が大幅に減少

ThinkPad L580の導入を決定したのは、2018年9月のこと。11月から部署単位で導入を開始し、2019年1月までに業務用PC約500台のリプレースを完了させました。同時にデスクトップPCのリプレースも進め、こちらはレノボの「ThinkCentre M710e」を25台導入しました。

「業務用PCは仕事に欠かせないツールです。ですから、導入効果は計測していませんが、私たち業務改革室にとっては、リプレース後にヘルプデスクへの問い合わせが劇的に減り、かなり助かっています」と、佐々木氏は語り、音川氏もこう続けます。

「ThinkPad L580を導入してからは、利用者から遅いという声は一切聞こえなくなりました。まとまった台数の発注にもかかわらず、レノボからの納品は非常に早く、またリコージャパンがキッティングを担当してくれたので現場への展開はすみやかでした」

さらに、製品へのサポートに関しては、レノボの標準サポートサービスで十分満足しているといいます。


鈴木氏によると、PCが故障した場合には修理に出すのではなく、別のPCと交換するという方法をとっており、そのための予備機を20台程ストックしているとのことです。


最先端のITを活用した業務改善を推進

ソラシドエアは、海外路線の新規開設など、新たな事業展開にも意欲的に取り組んでいます。そうしたビジネス拡大に欠かせないのがITであり、業務改革室では最先端のITを活用した業務改善を推進していく構えです。

「当社の中には、RPA(ロボティック プロセス オートメーション)やAI(人工知能)などの技術を取り入れることで効率化につながる業務がたくさんあります。

今後はこうした取り組みを加速させていきたいと考えています。さらに将来的には、例えば、空港で働く職員にウェアラブル端末やモバイル端末を持たせるなど、オフィス以外で働く職員の業務改善にも取り組む予定です。

レノボには、こうした業務改革につながるソリューションの提案も期待しています」(佐々木氏)。


ThinkPad L580はこれからの5年間、ソラシドエアのオフィス業務を支えていくことになりますが、同社のレノボへの期待は、業務の下支えにとどまらず、先端のデジタルテクノロジーによる業務や働き方の改革へと広がりを見せています。その期待にこたえ、ひいては九州・沖縄の地域活性化に貢献すべく、レノボはこれからも全力でソラシドエアをサポートしていきます。


「私たちにはPCメーカーに関するこだわりは一切ありません。今回、ThinkPad L580を選択したのは、純粋に、使い勝手や性能、コストパフォーマンスについて、この製品が他社のどの機種よりも上だと判断したからです」

株式会社ソラシドエア
業務改革室 室長
佐々木 偉克 氏

「業務用PCのリプレース時期が、Windows 7から10への切り替えが必要なタイミングと重なったので、PCの選定はかなり慎重に行ったつもりです。その結果として選んだのがThinkPad L580で、これまでのところ、私たちの期待どおりのパフォーマンスを発揮してくれていると見ています」

株式会社ソラシドエア
業務改革室 副室長
音川 暢良 氏

「業務用PCをThinkPad L580にリプレースしたことで、PCのヘルプデスク業務が劇的に少なくなっています。ThinkPad L580のおかげで、業務改革の推進という部の重要なミッションの遂行により多くの時間が割けるようになった意義は小さくないと感じています」

株式会社ソラシドエア
業務改革室
鈴木 美和 氏


この課題を解決した製品・ソリューション

  • ThinkPad L580

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