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特集

ひとり情シスはじめて物語

いまや日々の仕事で、PC を始めとする IT 機器は無くてはならないものです。しかし、中小企業ではその管理に割く人員の余裕はなく、たった一人に任されているケースも多くあります。これはそんな新任のひとり情シス※1担当者が、社内のさまざまな課題を解決し、一躍ヒーローになるまでのお話です。


僕は大森太郎。埼玉県にある中小企業に勤める 27 歳のサラリーマンだ。

ある日、いきなり総務の小林課長に呼び出された。何か提出し忘れた書類でもあったかな?

太郎「どのようなご用件でしょうか?」

小林課長「大森くんは、PC とか詳しかったよね?情報システムの担当をやってもらえないかな」

太郎「え?ちょっと人より詳しいくらいですよ。急にそんなこと言われても・・・」

小林課長「うん、そう言われると思ったから、異動届もう処理しちゃった。えへっ」

太郎「えぇぇぇー!?」


そんなこんなで突然情報システム担当になってしまった。社内に他に詳しい人もいないし、いわゆる「ひとり情シス」ってやつ?あまり自信はないけど、勉強しながらで良いと言われたし、小林課長の話では販売代理店も相談に乗ってくれるらしいので頑張ってみようと思う。

それでもって、当面のミッションとして「社内の IT 環境の改善」をお願いされたので、まずは現状の把握をしてみたんだけど、これがもうビックリ!

今までろくに管理してなかったみたいで、これ何年前の PC だよ、っていうのがゴロゴロ。これはもう PC の入れ替えも考えなきゃ。。。

とは言え、ここのところ自分の PC は自作ばっかりで、最近の PC メーカーのことってあまり知らないから、ひとまずそこから調べてみた。今って、国内メーカーの他に、海外メーカーもたくさんあるんだね。海外メーカーの PC って、値段が割安なものが多いけど大丈夫なのかな?

小林課長に途中報告した時も「海外メーカーは何となく不安」って言われたから詳しく調べたみたんだけど、意外と日本国内で海外メーカーの PC を使ってる人も多いみたいだし、ユーザーの声とか書き込みを見ても悪くないんだよね。

僕の父さんも IBM の ThinkPad っていう海外メーカーの PC をずっと昔から使っていて、使いやすいって聞いてはいたけど、今はレノボっていうメーカーが IBM の PC 事業を引き継いでるのは、今回調べてみて初めて知った。

ThinkPad の良いところはレノボになってもそのまま受け継がれているみたいで、例えばこの ThinkPad X270 っていう機種には、昔から定評のある ThinkPad 独自のトラックポイント※2と、一般的な PC にも搭載されているタッチパッドの両方を搭載しているんだって。

それにこのレノボっていうメーカー自体も、世界 160 か国以上で展開していて、本社自体はアメリカのノースカロライナ州と中国北京にあるものの、製品の開発拠点やサポートセンターは日本にもあって、日本のユーザーの声を取り入れて開発をしているらしい。

さらに言うと、NEC レノボ・ジャパン グループっていうのを 2011 年に発足して、NEC パーソナルコンピュータとレノボ・ジャパン、2 つの 100% 子会社を傘下にした Lenovo NEC Holdings B.V. っていう合弁会社を設立したんだって。全然知らなかったけど、それぞれ別の PC メーカーのように見えて、実は深く関わり合っていたんだね。

あと最近は VR※3 とか AR※4 とかにも力を入れているみたい。
へぇ~、この「Star Wars™/ジェダイ・チャレンジ」っていう商品は、AR の技術をつかってカイロ・レンやダース・ベイダーと戦ったり、映画に登場するあのホロチェスが実際にできるんだ。新しい Star Wars™ の映画も公開されたし、ちょっと遊んでみたいな。

他にも、Google とかとも協業してるみたいだし、レノボって新しい技術やコンテンツをどんどん取り入れてるんだね。


早速、小林課長に報告したら「そういう話なら入れ替え候補として検討しても良いんじゃないか」って言われた。ついでに「値段も手ごろなら予算も確保しやすいし」だって。色々調べた甲斐があったね。

そういえば、その時に小林課長が「いやぁ、やっぱり大森くんにお願いして正解だった。引き続きよろしくね」って言ってくれたのも嬉しかったな。

よし、この調子で頑張るぞ!

用語解説

※1: ひとり情シス
企業にある PC を始めとするさまざまな機器や、そこで利用するアプリケーションやネットワーク環境などを一般的に情報システムと呼び、それらを管理する従業員を情報システム担当者という。規模の大きい企業では、複数の担当者が分担しているケースが多いが、中小企業では一人の従業員に任されていることが多く、それを通称「ひとり情シス」と呼ぶ。企業によって、総務や庶務の業務と兼任になっている場合も多い。

※2: トラックポイント
キーボードの真ん中に用意されていて、上下左右に力を加えることでマウス カーソルを操作できる突起型のボタン。キーボード手前に用意されていて、平らな面を指でなぞることでマウス カーソルを操作できるタッチパッドに比べて、キーボードのホーム ポジションから手を離すことなく操作できるのが特長。一般的に「ポインティング スティック」とも呼ばれる。

※3: VR
「Virtual Reality (バーチャル リアリティ)」の略で、コンピューターで作られた世界を、あたかも現実世界のように体験できる技術。現在は、ゴーグル型の機器を通してその世界を目にしたり、グローブ型の機器で触感を再現したりすることで体験できるものが多い。日本語では「仮想現実」と訳される。

※4: AR
「Augmented Reality (オーグメンティッド・リアリティ)」の略で、日本語では「拡張現実」と訳される技術。VR は現実世界とは違う、コンピューター作られた世界に入り込むのに対して、AR は現実世界にコンピューターで処理された情報や物体などを重ね合わせてみることができる。2016 年に大流行したスマホゲーム「ポケモンGo」は AR を利用したもの。

製品情報

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